高専生、雄英に通ってます。2【ヒロアカ】【呪術廻戦】 (ページ9)

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４２　ピュアだな〜。ページ9

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「ちょっと待ってって言ってたじゃん！何で止まらなかったの？！」

「ごめん！！わざとじゃないんだ！
控え室に置いてある飲み物を取りに行っただけでお前らの邪魔をしようとしたわけじゃないんだ！！」

　偶々控え室に現れたのは赤いツンツンがトレードマークの切島だった。

　切島はAが捕まえると弁解を言い始めた。

「えー？邪魔って何？なにをしてると思ったの？」

　意地悪で聞いてみると切島の顔が真っ赤になった。

　ピュアだな〜。

「い、いや〜。えっと…その…さっきの体勢的にキスをしてるのかと…。」

　予想通りの考えをしていた。

「あははは！あんなところでキスするわけないじゃん！目にまつ毛入ったから取ってもらってたの！」

「だ、だよな〜！」

　切島は少しホッとしたように答えた。

「ちょっと聞きたいんだけど、さっきのやつは天宮の彼氏か？」

「違う違う。私の幼馴染兼親友。」

「なるほど。」

　Aは無事切島を捕まえることに成功し、今控え室にある切島の飲み物を取りに戻っているところだ。

　切島がいるなら迷わずにみんなのところに行けるだろう。

　Aが安心していると恵から電話がかかってきた。

「もしもし恵？」

『捕まえれたか？』

「うん。捕まえたよ。」

『俺は先輩のところに戻ってるからお前はそいつに案内してもらえよ。』

「はーい。五条の服ちゃんと返しといてね。」

『わかってる。』

　話が終わり電話を切ると切島が話しかけてきた。

「さっきの奴か？」

「そう。伏黒恵。」

「何で恵？」

「さぁ？父親が名前を決めたらしいんだけど、よくわかんないだよね。…恵まれて欲しかったんだと思うよ。」

「？そっか。」

　私は恵の父親に一度だけ会ったことがあるらしいけど、まだ私が幼い頃だったので覚えてなくて当然だと五条に言われた。

「それでさ切島。みんながいるところまで迷わず行ける？」

「おう！道のりは覚えてるぜ！」

「おー！頼もしい！じゃあ案内して！」

　それから私達はたわいもない話をしていた。