７７ 1組目 ページ44
切島side
「じゃ、はじめの組は位置について！」
オールマイトの指示により2組に分かれて移動する。
出番待ちの俺達は大モニターで観戦だ。
1組目は飯田、尾白、芦戸、瀬呂、緑谷、天宮の6人チーム。クラスの中でも機動力のいい奴らが集まった感じだ。
「んー、しいて言うなら緑谷さんが若干ふりかしら。」
「確かに。ぶっちゃけアイツの評価ってまださだまんないんだよね。」
「何かなすたび大怪我してますからね……。」
1組目に機動力のいい奴らが集まったのもあり、個性を制御できていない緑谷が悪い意味で目立っている。
「トップ予想な。俺、瀬呂が一位！」
「あー…うーん、でも尾白もあるぜ。」
「オイラは芦戸！あいつ運動神経すげえぞ」
「デクが最下位。」
「いや、天宮が1位だろう。」
意外にもトップ予想に興味が無さそうな常闇が天宮を1位指名で話しの輪に入って来た。
「あー確かに、アイツ風で飛べば楽勝だもんな。」
「天宮の個性って風と水だっけ？何気にアイツから個性の詳細聞いたことねぇよな。爆豪とかなんか聞いてねぇの？」
「知らねぇーよ！！」
「轟は？」
「……いや、聞いたことねぇ。」
この2人も聞いたことがないなら、他なら奴はわかんねぇよな。
アイツ秘密主義なのか？
「スタート！」
そんな話をしている内にレースは始まり、みんながオールマイトを救助するために一斉に飛び出す。
「ホラ見ろ！こんなごちゃついたとこは上行くのが定石！」
「となると滞空性能の高い瀬呂と天宮が有利か。」
やっぱ、瀬呂は1抜だよな。あれ？天宮は？
モニターを見るとまだ出発していない天宮の姿があった。
アイツ何やってんだ？
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レナ - 面白い！大好きです！ (2022年11月6日 16時) (
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年10月23日 22時
