６５ 昼ごはん ページ32
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「急に無理を言ってごめんね。」
「いえいえ、ご近所さんと話す機会があまりなかったので嬉しいです。」
冬美さんが出してくれたお茶を飲みながら色々話を広げていく。
「ふふ、ありがとう！2人で一緒に住んでるの？」
「はい。」
「仲がいいのね。喧嘩とかしないの？」
「俺達色々あって育ちはバラバラなのであまり一緒にいなかったんですよ。だから、喧嘩はしてないです。」
「そうなの。ごめんなさいね、変なこと聞いて。」
「？いえ、冬美さんは大学生ですか？」
「ううん。23歳、小学校の先生をしているの。」
「そうなんすね。」
小学校の先生とは大変な仕事をしてますね。
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その後も会話が尽きることなく、気づいたら時計の針が12時手前を指していた。
「あっ！もうこんな時間！そろそろ昼食の準備をしないと！
Aちゃん、颯太くん、よかったらうちで食べていって！蕎麦の予定なんだけど。」
「やったー！」
「ありがとうございます。」
随分話しているとかだけ口調にも慣れてきた。冬美さんはオーラがふわふわしていて話しやすい。
「私手伝います！」
「ありがとう！ざる蕎麦にするからつゆの用意をお願い！」
「了解です！」
「俺も手伝います。」
「じゃあ、ネギを切ってくれる？」
「分かりました。」
つゆの準備が終わったと同時に「ただいま。」って言う轟の声が聞こえてきた。
「ごめんAちゃん。焦凍のお出迎え行ってあげてくれる？」
「はーい！」
玄関に行くと靴を脱いでいる轟。
「おかえり轟。」
「お、天宮。いたのか。」
「お邪魔してまーす。私の事はAでいいよ。颯太と被っちゃうから。」
「そーする。俺も焦凍でいい。姉さんとか、他にも兄弟いるからその方が分かりやすいだろ？」
「じゃあそうするね。」
2人で台所の方に行くと颯太と冬美さんがニヤニヤしてこっちを見てきた。
「な、なに？」
「「べっつにー？」」
何もないような顔じゃないんだよな。
「今日のお昼は焦凍の好きな蕎麦だよ！手洗ってきてね。」
「ん。」
昼ごはんの準備も終わりみんなが席に着いた。
「じゃあ、「「「いただきます！」」」」
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レナ - 面白い！大好きです！ (2022年11月6日 16時) (
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年10月23日 22時
