６４ いざお隣へ！ ページ31
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＿＿体育祭の翌日＿＿
「よし！じゃあ颯太行こう。」
「おう。」
私達は東京で買った手土産を持って近所へ挨拶に向かう。
既に8軒の挨拶が終わり残るは1軒、他の家に比べると比較的でかい隣の家への挨拶で引っ越し挨拶は終わりを告げる。
「おはようございます！どなたかいらっしゃいませんか？」
「はーい！」
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ
扉が開き、顔を出したのは美人なお姉さん。その背後には何故かクラスメイトが立っている。
何故？
「あら？貴方確か、天宮Aちゃんよね？！体育祭で大活躍してた！それに隣にいるのは双子の弟の颯太くん！どうしたの？焦凍に用事でもあった？」
「えーっと…。私達隣に引っ越してきた天宮と申します。遅くなり申し訳ないのですが引っ越し挨拶に参りました。」
「あら、隣に引っ越してきたのは貴方達だったのね！私は焦凍の姉の冬美と言います。仲良くしてね！」
「はい。」
轟の姉…随分轟と性格が違うな。明るい、眩しい。津美紀ちゃんみたい。
「良かったわね焦凍！お友達が近くに住んでくれて！」
「いや、別に友達じゃ…。」
「あら、そうなの？じゃあこれから仲良くなりましょう？
Aちゃんに颯太くん、この後時間あるかしら？よかったら家に上がっていかない？」
確かこの後は私も颯太も予定がなかったはず。
「いいんすか？」
「もちろん！色々話してみたいわ！」
「じゃあお邪魔します。」
なんて気さくな方なんだろう。津美紀ちゃんとはちょっとタイプが違うけど同じ波長を感じる。
「姉さん、俺はそろそろ…。」
「あっ、そうね。いってらっしゃい！」
「行ってきます。」
出て行く轟に私は「またね。」と言いながら手を振った。それに「おう。」と返してきて無視をされると思っていたから少し驚いた。
「さぁ、じゃあ上がってちょうだい！」
「「お邪魔します。」」
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レナ - 面白い！大好きです！ (2022年11月6日 16時) (
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年10月23日 22時
