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海竜の咆哮
そう言ってAは颯太に狙いを定めて竜を放った。
竜が真っ直ぐ颯太へ向かって行き、このまま直撃すると全員が思った。
しかし、颯太の右腕が右上から左下に振り下ろされた瞬間、竜の3分の2が消えてしまった。
『どーなってんダァ？！天宮Aの竜が突然消えたぞ！
天宮颯太がなんかしたのか？！』
………。
これはもしかして。
『どーなってんだよ！オイ！！巨大な水の竜が消えたぞ！！何をしたんだ天宮颯太！！』
さっきの颯太の動き、多分だけどあれで空間を抉り取ったんだと思う。
何それ！怖すぎない？あれに当たったら手とか無くなるかもじゃん？恐ろしい子！！
「ちょっと颯太！何その使い方！！強すぎない？！よく思いついたね！！」
「いや〜上手く行って良かった。試すの初めてだったから上手く行くかちょっと心配したんだぜ？」
「初めて？！よくそれを私に向けようと思ったね！怪我してたらどうするつもりだったのよ！」
「お前はその程度で怪我しねぇだろ？」
「まぁね！」
少し驚いたが私がいるところまでは有効射程範囲ではなかったらしい。
一応加減はしていたのだろう。
しかし本来ならここで勝負が決まっていたはずだが、結局勝負はついていない。
でもこれはどう見たって私の負け。自分の自慢の攻撃をいとも簡単に潰されたし、正直に言うと私の魔力はもう少ない。
「降参します。」
「…え。」
降参しようと思った私より先に颯太が降参した。
５９ 決着は？ ページ26
.
『ナ、ナンダァ！そのデカいのは！！
天宮A今まで本気出してなかったのか？！今年の1年は規模がデカすぎるゼェ！！』
Aの背後にはAによって作られた巨大な水の竜が牙を剥いていた。
「オマエ12年見ない間にいろいろ身に付けてんな。」
「いやいや颯太さん、そんなこと言ってないで準備して下さいよ。」
「俺はもう準備できてるぞ。」
そう言っているが、颯太の周りには何には鏡が浮いてなければ、ワープゲートがあるわけでもない。
「大丈夫？この技結構威力あるけど….当たったら痛いどころの話じゃないよ？」
「大丈夫だから打ってこいよ。試したいことがあるって言っただろ？」
「後悔しても知らないからね。」
そう言ってAは颯太に狙いを定めて竜を放った。
竜が真っ直ぐ颯太へ向かって行き、このまま直撃すると全員が思った。
しかし、颯太の右腕が右上から左下に振り下ろされた瞬間、竜の3分の2が消えてしまった。
『どーなってんダァ？！天宮Aの竜が突然消えたぞ！
天宮颯太がなんかしたのか？！』
………。
これはもしかして。
『どーなってんだよ！オイ！！巨大な水の竜が消えたぞ！！何をしたんだ天宮颯太！！』
さっきの颯太の動き、多分だけどあれで空間を抉り取ったんだと思う。
何それ！怖すぎない？あれに当たったら手とか無くなるかもじゃん？恐ろしい子！！
「ちょっと颯太！何その使い方！！強すぎない？！よく思いついたね！！」
「いや〜上手く行って良かった。試すの初めてだったから上手く行くかちょっと心配したんだぜ？」
「初めて？！よくそれを私に向けようと思ったね！怪我してたらどうするつもりだったのよ！」
「お前はその程度で怪我しねぇだろ？」
「まぁね！」
少し驚いたが私がいるところまでは有効射程範囲ではなかったらしい。
一応加減はしていたのだろう。
しかし本来ならここで勝負が決まっていたはずだが、結局勝負はついていない。
でもこれはどう見たって私の負け。自分の自慢の攻撃をいとも簡単に潰されたし、正直に言うと私の魔力はもう少ない。
「降参します。」
「…え。」
降参しようと思った私より先に颯太が降参した。
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レナ - 面白い！大好きです！ (2022年11月6日 16時) (
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年10月23日 22時
