５３ 弱肉強食 ページ20
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「まぁどんな理由があるとしても体育祭で目立っておいた方がいいぞ。体育祭の後は職場体験があるからな。
で、ここからが本題だ。」
「話し終わったのかと思いました。」
「いや、お前達を呼んだのはこの話をする為だ。お前達、トーナメント戦に名前出てなかっただろ？」
先生忘れてなかったんだ。
「お前達が参加するのはベスト4が決まってからだ。ベスト4になった4人のうち2人とお前達が戦って出場権を奪えって感じだ。」
まさに弱肉強食！楽しそう！
「つまり俺達は今シードにいるって事ですか？」
「まぁ簡単にいうとそうだな。
ただお前達の相手は4人のうちランダムで決まるぞ。あと、ギリギリまで生徒や観客には言わないからな。」
それで良いのか雄英。by颯太
「うわぁ。その子達可哀想。折角ベスト4になったのに、突然出てきた私達に倒されるんだから。」
「お前達が勝つ前提かよ。」
「当たり前ですよ。だって俺達強いですもん。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「あれ？」
相澤と話しを終え颯太と観客席に戻る途中、トイレに寄っていると颯太がいなくなっていた。
マジか、本当に置いていかれるとは。
＿＿2人が別れる前の会話＿＿
「颯太。私トイレ行くからここで待っててよ。」
「俺、対戦相手の把握したいから早く行きたいんだけど。」
「えー。」Aトイレに入室
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「まぁ、仕方ないよね。呼び止めなかったし。」
優しい颯太なら待っていてくれるだろうと判断した私の判断ミスだ。
右と左、どっちに行ったら良いのか忘れたので、とりあえず適当に歩くことにした。
気の向くまま歩いていると角を曲がろうとしたところから誰かの話し声が聞こえてきた。
「今回…僕は雄英ここで本気で、全力で、挑んで…皆、譲れない強い思いがあるのを肌で感じました。」
この声は…緑谷？
「それで僕…オールマイトの後継になるべき人間が他にいるんじゃないかって……思ったんです。」
大丈夫か緑谷。いくらオールマイトが好きだからって後継は言い過ぎ。
「ワンフォーオールは力の結晶。
個性あるもの…例えば轟少年が引き継げば、半冷半燃の上に超パワーを持ったスーパーヒーローになるだろう。」
誰だろこの声。それとワンフォーオールって何？
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レナ - 面白い！大好きです！ (2022年11月6日 16時) (
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作者名：ゆずき | 作成日時：2022年10月23日 22時
