高専生、雄英に通ってます。2【ヒロアカ】【呪術廻戦】 (ページ13)

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４６　颯太が2人ページ13

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「ふー。着地成功！」

「着地成功じゃない！なんでA組の君がB組の方に来るんだ！」

「…あれ？颯太、話し方変じゃない？」

　目の前にいる颯太に違和感を感じた。話し方が変だし、心なしか少し身長が縮んでいる気がする。

　でも、目の前にいるのはAと同じ金髪碧眼の男…イコール颯太だ。

　Aの勘違いだろうか？

「君は何を勘違いしているんだ！君の弟ならそこで笑っいるじゃないか！」

　颯太が指を差したところを見ると、もう1人の颯太が声を殺して笑っていた。

「あれ？何で颯太が2人いるの？颯太も私みたいな個性持ってたの？」

「ぷっはははは！もう無理！我慢できねえ！」

　突然離れている方の颯太が大声で笑い始めた。頭大丈夫？

　分かりにくいから近くにいる方を颯太1号、笑っている方を颯太2号にしよう。

「天宮！笑ってないで君の姉をどうにかしたらどうだい？！」

　やっぱり1号は颯太じゃないんだろうか？

「はー。笑った笑った。」

　そう言いながら近づいて来た2号はAの脇の下に手を入れてAを持ち上げ、Aを2号の膝の上に座らせた。

　ちなみに1号は隣に座っている。

「あのな〜。俺が颯太でこっちが俺のクラスメイトの物間寧人だ。」

「でも髪と目の色おなじだよ？」

「顔を見ろ。顔を。」

　そう言われて顔を見比べるが、同じように見える。

「同じじゃない？」

「お前な〜。五条さんから聞いていたけど、人の名前と顔を一致させろよな。」

　Aが苦手なことは人の名前と顔を覚えることだ。

　それを心配した学長がA組の顔写真と名前が書かれたものを転校前日にくれた。

　でも、どうせならもっと早く欲しかった。

「禪院先輩達の区別出来るのか？」

「あの2人は髪で区別してるから同じ髪型になったら分かんないかも。」

「はー。せめて俺の顔は覚えてくれよ。」

「頑張るよ。」

　まぁそのうち覚えるだろうと他人事のように考えながら1号を見ると目があった。

「なんで1号こっち見てるの？」

「「1号？」」

「うん。こっちが颯太1号(偽物)でこっちが颯太2号(本物)。」

　1号は颯太じゃないらしいけど、名前知らないから1号でいいや。