【番外編】高専へ仮入学してる子、入学前から大変です。【呪術廻戦0】 (ページ45)

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４３　五条様ページ45

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「なんでここにいるんですか、五条様。」

「えー！僕がAの卒業式に出席しないわけないじゃん！カメラもばっちり回してたよ！」

　いや、薄々気づいてはいたのだ。

　保護者席に座る大男。サングラスをしていても溢れ出ているイケメン。式が終わった後の不自然な人だかり。

　しかしどこを探しても五条の白髪頭を見つけることはできなかった。

「だとしても五条さん。その頭の色はなんですか？」

「染めたんだよ。白髪じゃAが見つけちゃうからね。カラースプレーだと傷まないしすぐ落ちるから便利だよ。」

　いやいや、そんなことより。

「任務はどうしたんですか？」

「伊地知を脅して出発日1日遅らせた！」

　ごめんなさい伊地知さん。

「さー！今から僕の奢りで焼肉だよ！3年間中学生頑張った2人へのご褒美！ご飯食べた後は2人の行きたいところ行こーか！」

　ハイテンションな大人に比べ、大人しめな子供２人。側から見れば少し異様な組み合わせだか、本人達には心地よい空間である。

「じゃあ、五条様の財布が空っぽになるまで食べようね、恵。」

「そうだな。今日こそ空にしようぜ。」

「ふっふっふーん。舐めてもらっちゃー困るよ！僕にはこのカードが味方についてるからね！」

　焼肉で高級肉をたくさん食べた後、ゲーセン行ったり服買いに行ったり中学生最終日を楽しんだ。

　結局五条に連れ回された2人だが、終始笑顔で楽しんだ。