今日:1 hit、昨日:23 hit、合計:25,278 hit
小｜中｜大
１９ 呪力のこめ方 ページ21
.
「天宮さん！起きてください！！」
乙骨の声が聞こえて目を覚ますと任務場所と思われる場所に到着していた。
帳がない。そもそも下ろしてないのか？まあ、多分見えないし下ろさなくてもいいけど、一応下ろしとこう。練習がてらに。
【闇より出でて闇より黒くその穢れを禊ぎ祓え】
うん。なかなかの精度だ。我ながら完璧。
「天宮さん、この道から乙骨君と行ってきてください。私は駐車場探してるっス。」
「分かりました。行きましょう乙骨さん。」
「うん。」
Aと乙骨は帳を潜り山道を静かに歩いている。
なんでこの人と一緒にいるんだろう。
「あ、あの、天宮さん。聞きたい事があるんだけど…。」
「なんですか？」
「刀に呪力をスムーズにこめる方法ってコツあるかな？今やってるんだけど上手くいかなくて…真希さんにも聞いたんだけど『私に聞くな。』って言われたんだ。」
「えっ…真希先輩に聞いたんですか？」
「えっ、う、うん。」
「…真希先輩から聞いてないんですか？」
「えっ、なに＿「ﾄﾞｶｰﾝ！！」＿わっ！！何この音！！」
「！！」
この音の方向に呪霊の気配がある。術師は消息不明、このケースの場合生き残っている可能性は低い。
呪霊が凶暴化した？それとも…あまり考えたくはないけど、一般人が呪霊相手に個性を使っている?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 98人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆずき | 作成日時：2021年6月21日 7時
