８６ 食べないの？ ページ9
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「なあ天宮、雄英ってやっぱりすげーの？」
「アンタどこ出身？東京詳しいの？今度ショッピング行きましょ。」
一気に喋られるのは面倒くさいけど、2人が目をキラキラさせて見てくるから答えないわけにもいかない。
「雄英はね、多分そこらの学校と変わんないと思う。敷地は高専と同じぐらいかちょっと雄英の方がでかいぐらいかな。」
「出身は東京。でも外食ぐらいしかしないからあんまり詳しくないよ。ショッピングは暇な時に行こ！」
「そーなん？」「言ったわね！約束よ！」
その後も2人の質問に答えていくが、質問ばかりされては寿司が食べれない。ちょっと放っておいてもいいかな？
「そういえばA、今日どうするの？静岡に帰る？」
「何日か、こっちに泊まる予定。」
「そっか！でも、しばらく帰ってこないと思っていたからAの部屋片付けちゃったんだよねー。」
まあ、ずっと置いてても埃かぶるしね。しょーがない。
「じゃあ恵の所に泊まるよ。」
「えー！アンタ達そういう関係なの？」
「そういえば昨日伏黒のベットで寝てたな。」
「ちげーよ。幼馴染。」
そういう関係とは？それになんで虎杖は私が恵の部屋で寝てた事知ってるの？
「君達相変わらず仲良いね。五条さんちょっと妬いちゃう！」
「キモいんだけど。」
あからさまに落ち込む五条を虎杖が慰めている。
野薔薇と虎杖コミュ力高いな。鉄みたいだな。
「みんな話してばっかだけど寿司食べないの？」
「「「「あ。」」」」
注文した寿司もほとんど届き机が埋まっているがみんな話に夢中で全然食べないから私がどんどん食べていた。
もう三分の一ぐらい1人で食べてしまった。
「ちょっとアンタ！なんで人の分まで食べてんのよ！」
「だってみんな食べてなかったから。」
「置いておきなさいよ！」
「まぁまぁ釘崎、欲しいんだったらまた頼めばいいじゃん。五条先生の奢りなんだから。」
「それもそうね。」
私包容力ある人好きだよ。虎杖母親みたい。
「虎杖、明日タコパしたい。お金は私が出すから。」
「いいぞ！でも割り勘にしようぜ。」
「ちょっと私たちも混ぜなさいよ。」
「じゃあ明日恵の部屋に集合ね。」
「なんで俺の部屋なんだよ。」
「いいなぁ。僕も任務がなかったら遊びに行ってたのに。」
「五条はまた今度ね。」
明日楽しみだなぁ。
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作者名：ゆずき | 作成日時：2023年5月4日 17時
