８４ 雄英生？ ページ7
虎杖side
「1年がたった4人って少な過ぎねぇ？」
「じゃあオマエ今まで呪いが見えるなんて奴会ったことあるか？」
「……ねぇな。」
「それだけ
そんなもんか。
それから五条先生と合流して原宿で4人目の1年を探しに行った。
そしたら高専の制服を着た女子がスカウトマンに話しかけていた。
「俺達今からアレに話しかけんの？ちょっと恥ずかしいなぁ。」
「オメェもだよ。」
「おーいコッチコッチ。」
「釘崎野薔薇。喜べ男子紅一点よ。」
「俺、虎杖悠二。仙台から。」
「伏黒恵。」
なんか自己紹介した後釘崎にじーと見られている。
「はーあ、私ってつくづく環境に恵まれないのね。」
人の顔見てため息ついてる。
「つーか、天宮は？今日こねぇーの？」
「なに？まだ同級生いるの？」
「Aは任務が入ったから遅れてくるよ。」
じゃあ後から来んのか。
「これからどっか行くんですか？」
「フッフッフ。
せっかく1年が3人も集まったんだ。しかもそのうち2人はおのぼりさんときてる。行くでしょ、東京観光。」
それから行ったのは呪いの集まったビルで、俺と釘崎が呪霊を祓いに行った。
小さい男の子を助けて呪霊を祓い終わった後、五条先生と伏黒が子供を家まで送っていった。
「子供は送り届けたよー。」
そう言いながら戻ってきた五条先生の肩にはなぜか俺らとタメぐらいの女子が船を漕ぎながら乗っていた。
でもこの子見覚えが……あ！
「「天宮Aだあ！！」」
「オマエらボリューム考えろ。」
俺と釘崎の声が重なり結構なボリュームで叫ばれた天宮はビクッと体を跳ねて起きた。目を擦りながら俺たちを認識すると顔を顰めている。
伏黒からのお叱りも受けた。
「野薔薇と悠二、初対面なのにこの子のフルネームよくわかったね。」
「いやいや、なんで天宮Aが先生の肩になってんの？！」
「そうよ！大体なんで雄英生がこんなところでいるのよ！！」
「「「……………あ、雄英の体育祭か。」」」
なんかテレビで見た時と印象ちげーな。
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作者名：ゆずき | 作成日時：2023年5月4日 17時
