優しさに包まれたなら、、y.k

Ｔｈｉｒｔｅｅｎ ページ13

A









玄関を開けて、優太を招き入れた、途端、









ガシッ、と腕を掴まれる。









『なに？ちょ、優太、、、ぇ、』









思わず、目が釘付けになる。









まるで、満月の夜に現れる、









狼のような、目をした









優太がいた。









優太｢誰もいない家に男を入れるってどういうことか分かってるんだよな。｣









そう言ってひょいと私を持ち上げて、









２階にある私の部屋へ向かう。









『きゃあっ！ね、優太？どういうこと？』









この状況に全く頭がついて行かなくて、とりあえずジタバタ抵抗にならない抵抗をする。









だって、今まで普通に入ってたじゃん？









『ねぇ、降ろしてよ！？やぁだ、、んっ、、』









うるさい、とでも言うように









口を塞がれる。









なかなか離れない唇









『んんっ、、、はぁっ、、ゆぅ、』









やっと、離れたと思った時には既にベットの上。









優太が私に覆い被さると、









キスの雨が降り注ぐ。









『ん、、っ、あっ』









苦しくて、顔を逸らし続ける









だけど、









角度を変えながら、









息をする暇すら、与えない。









たまに、優太から漏れる吐息が、









私を興奮させる。









もう、抵抗する気さえなくなって、









自然と優太の首に手を回す。









『ゆぅた、もっと、』









すると、








あんなにしつこかった優太のキスが、









ピタッと止まった。

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