Eleven ページ11
Aside
好きって分かった途端、
なぜか、優太に会いたくなって、
いてもたってもいられず、外に出る。
『優太っ、優太っ。』
この思いを、伝えたい。
その一心で走り出そうとした、
その時、
ふわりと、柔らかく、暖かいものに包まれる。
思わず、足を止め、振り返る。
『ゆぅ、、た、、、?』
優太「はぁ、、、はぁっ...」
そこには息を切らした優太がいた。
優太「ごめんっ、俺、、、」
今にも泣きそうな、絞り出すような、声。
でも、その声とは反対に、
ぎゅっと、キツく私を抱き締める。
あぁ、
さっき起こったことなんか、どうでもよくなって。
こーんな、簡単な2文字が言えないなんてね。
『好きだよ、優太』
なんで、この一言が言えなかったんだろう。
優太が耳まで真っ赤になって、へたっとしゃがみこむ。
『ど、どしたの?』
優太「だーっ!、カッコ悪ぃなぁ...」
そう言ってバツが悪そうに見つめてくる。
優太「俺、結局菓子だけもらって逃げたみたいになっちゃったし、先にAに言われるし、、なんだよもーー」
『ふふっ、あたしの勝ちだね、』
って、言って立とうとしたそのとき、
腕をすっと、引っ張られて、
すとんとしゃがみ込む。
目が合う。
心地よい、沈黙の時間
優太「A...」
それが合図か、
引き寄せられるようにお互いの唇が重なり合った。
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にな - まだ更新しないんですか?早く見たいです! (2018年12月31日 17時) (レス) id: baa5a8cf8e (このIDを非表示/違反報告)
なつな(プロフ) - ピンク大丈夫ですよ。続き楽しみに待ってます! (2018年9月17日 0時) (レス) id: 8aa36f76f1 (このIDを非表示/違反報告)
莉子(プロフ) - ピンク大丈夫です!続き楽しみにしています! (2018年9月16日 23時) (レス) id: fe73cf0ded (このIDを非表示/違反報告)
まう(プロフ) - 続き楽しみです。ピンク大丈夫ですよ。 (2018年9月16日 23時) (レス) id: 5c7e98b0e7 (このIDを非表示/違反報告)
みさと(プロフ) - 続きが楽しみです!ピンク大丈夫です! (2018年9月16日 22時) (レス) id: f4a3a3a2e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なーたん | 作成日時:2018年9月9日 9時