恐怖 ページ9
ランピー目線
うーん考えても考えてもわかんない
聞きにいこうかなー
そうしよう
スリッピーちゃんの家ってどこだっけ？
行ったことないからわかんないや
適当にブラブラしてれば見つかるかな？
と彼が彼女の家に行くまでに
沢山の人が死んだことに彼は気づいていない
そして自分が彼らを殺したこと
彼は気づいていない
｢あ、ここかなー？｣
スリッピー目線
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
｢はーい今行きます！｣
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ……ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
何度もピンポン押すのに少し腹が立ち
思いっきりドアを開けました
ﾊﾞﾝｯ!!!!
｢うるさいな！そんなに何度もピンポン押さなくても…って…ランピーか…
あのねぇ…そんなにピンポン押さなくてもわかりますから…というか今行きますって言ったでしょ……聞こえなかったの？
もう…｣
｢えへへごめんねスリッピーちゃん！｣
｢はぁ……で、何のよう？とりあえず上がって｣
｢はーい！ありがとー！｣
とりあえずランピーを家にあげて
紅茶とケーキを出す
｢あ、紅茶嫌い？｣
｢ううん！大丈夫！｣
｢そう、よかった｣
ニコニコと笑いながら元気よく答えるランピーを見て少しほっとした
｢んで、改めてなんの用？｣
｢えっと…えっとねー
あ、そうそう
なんでスリッピーちゃんは死んだことないの？｣
｢え？…｣
｢だーかーらーなんでスリッピーちゃんは｢き、聞こえてるから！……え、えっと…
死なないというか…死ねないというか
わ、わからないんだ…自分でも……
そ、それよりさ！
なんでランピーは死んだこと覚えてるの？｣
｢え？逆にみんなは死んだ時のこと覚えてないの？なんかねー死んじゃったらさ
なんか眠ってるみたいに心地よくてさ
ぷかーって浮いてるみたいに
でもねそんな夢から覚めたみたいに
ぱっと起きればいつもの俺の家のベットにいる
最初は全部夢だと思ってたらさ
たまに思い出すんだー
俺が小鳥を巣に戻そうとして死んじゃったり
あとはねー｢もういい、もういいよ
申し訳ないけど聞きたくないんだ｣
｢そっか、ごめんねー｣
とへらへらしながら笑う彼
｢ねぇ、スリッピー｣
｢…なに？｣
｢俺さー
何回も死んでるし
痛いのだって嫌いだし。なのになんか俺のせいでみんな死んじゃうし
俺さ…もうおかしくなりそう｣
その目は…もうなにもかも諦めたかのようで
悲しそうで
辛そうで
なのに…彼はそれでもへらへらと笑っている
そんな彼に恐怖を感じた
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まるもち(プロフ) - こんにちは！最高でした！この小説を書いてくださりありがとうございます！ (2019年10月15日 20時) (
レス) id: 5f97428838 (このIDを非表示/違反報告)
青八木 零 - 貴方神ですね！！あ、あと英雄は男の人(大人)のほうが良いのでは？ハンディとかも！私もHTFの小説作ってますけど私のなんて糞です、貴方は神。これからも頑張って下さい！ (2018年12月31日 0時) (レス) id: f84d56da7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剪刀 | 作成日時：2017年12月6日 17時
