普通じゃないモノへの恋は難しい！！ (ページ3)

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ちょっと頼りないけど。ページ3

バサバサッ！！

ほのか「あぁ…！土籠先生！大丈夫ですか？」

土籠「あっ…す、すみません…ありがとうございます碧朧先生…」

ほのか「ふふ、碧朧って言いにくくないですか？いいんですよ。ほのかって読んでくれても。」

生徒も他の先生もそう呼んでますし。と付け足して。

朝から騒がしいけれど、私はこういう日も良いと思う。

先生1「土籠先生〜、気をつけてくださいね〜。」

この丸い眼鏡が特徴的な土籠先生はちょっとどんくさい。

よく私が手を貸したりする。

ちょっとひ弱で、つい、私よりも弱いんじゃないかなぁって思うほどには。

ほのか「はい！どうぞ！」

私は土籠先生にプリントを渡す。

土籠「ありがとうございます…助かりました。」

おどおどしてるけど、高身長なので、やはり男の人だなぁと感じさせられる。

ほのか「いえ！大丈夫ですよ！また繰り替えさない様に、今度から大変な時手伝いますよ！」

えっへんと胸をはって土籠先生に強く言う。

この人は優しいから、頼る事をあんまりしない。

…少し寂しいと感じるけどね。

ほのか「あっ！！土籠先生！！ホームルームの時間ですよ！！」

土籠「え？ああっ！！い、急がないと…うわぁぁっ！！」ﾄﾞｻｯ！)

宙にプリントが舞う。

ほのか「きゃぁあっ！！」

プリントをかぶる私。

土籠「す、すみませんんっ！！」

…騒がしい朝は…しばらくいいかな…
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ほのか「よ、良かったぁ…まに…あった…」

生徒1「あはは、先生ってばドジだねー！」

生徒達は私が今、息を切らしている現状に対して笑っている。

ほのか「ドジは私じゃないですよ〜。よしっ！ホームルーム始めます！！じゃあ、阿部_______」

皆みんないい生徒達。

皆も私を慕ってくれている事がとっても嬉しい。

ほのか「ヤシロ寧々さん！」

寧々「…」ﾎﾞｰ)

ほのか「ヤシロさん？？」

寧々「あ！はい！！」ｶﾞﾀｯ)

私が再度呼ぶとヤシロさんは急に立ち上がった。

生徒2「ヤシロさん！大丈夫〜？」

皆ちょっと笑って見ていた。

なんだかボーッとしてたけど大丈夫かな…？

ほのか「ふふ、まぁ、朝だしね。仕方ないよ。」

その一言で次の点呼を取っていった。
_________

ほのか「皆さん！一時間目を始めますよ！」

生徒達「「「え〜……。」」」

ほのか「え〜じゃない！ほら、席について〜！国語だよ！」

私の担当教科、国語。

高校の時、あるキッカケがあって好きになった。

…そんな人が出てくれたら嬉しいなぁ。