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紫色 ページ28

土籠「んで、呼び出した理由だが…

……なんかお前、最近よそよそしくないか?」

ほのか「ふぇ??」

こんにちは。私は土籠先生に準備室に呼び出しをくらいました。

土籠「いや…勘違いだったらいいんだが、俺が話かけた時とかよ、なーんか目が全く合わねぇし、合ったとしてもすぐ反らしたりいなくなったりするじゃねぇか。」

ほのか「いや…そ、そんなことない…ですよ…??」(汗)

土籠「??そうか。なら…」

土籠先生が椅子から立つ。

ジリジリとこちらに近づいて来る。

ほのか「ちょ…ど、どうしたんですか…!?」

土籠「はは、俺を避けてねぇなら近づいても平気だろ?」

ニヤニヤと笑いながらこちらへ近づいてくる。

あんないい顔見たことない!!←

私も一歩一歩後ろへと下がるが…

トンッ…

!行き止まりっ!?

なんてことだッ!!

土籠先生は距離を詰めて…

トン。

土籠「おら、どうした?」ニヤ

ほのか「ど、とうしたもあ、ありませんよ!!///」

土籠先生の顔は目の前に。手は壁に。

………いわゆる壁ドンである。

土籠「ふは、やっぱりお前はおもしれぇな。」

ゆっくりと私の前から退いてくれた。

ほのか「もう!!何なんですか!!私は失礼します!」

私は準備室からでた。

バタンッ!

土籠「…かわいーな。やっぱ。」ボソッ)
_________________

私は職員室に行く途中だった。

ほのか「もうっ…なんなの…私だって……あんな事されたらその気になっちゃうじゃない…。」

火照った顔に手でパタパタと風を送る。

か、壁ドンなんて…!!

しかも事故じゃなくて故意的にっ…!!

実夢「まぁ、あんな事されたら本気にもなりますよねぇー。」ニヤ

ほのか「わっ!?あ…実夢ちゃんか……。」

いきなり声をかけられたと思えば、そこには実夢ちゃんがいた。

え…さっきの聞かれたっ…!?

実夢「先生♡こーれ♡」

ピラッ

実夢ちゃんが出したのは一枚の写真。

そこには…

ほのか「!?いつ撮ったのっ!?」

土籠先生と私の写真。

でも、壁ドンじゃないから救われた…

実夢「ふふふ…よ・わ・み♡ですよねぇ?」ニヤ

クッ…対抗するには…!!

ほのか「…国語の課題、明日難しいの出しちゃおうかな。特に古典の♡宿題もそのプリント10枚くらいだそ♡」

実夢「!?」

まずいともはや顔に書いている実夢ちゃん。

もう一押しっ…!

ほのか「恋慕系の万葉集教えないよ?」

実夢「ゔっ…すみませんでした…!!」

か、勝ったー!!(泣)

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作者名:リガロ x他1人 | 作成日時:2019年8月21日 23時

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