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「そういやさ、注射で思い出したけど乙骨の時もヤバかったよな。」


「あー…あれね。」


「高菜。」


.。o○


『乙骨、そんな怖がんなよ。』


「あ、はい…」


『血管縮まって注射刺せねぇだろ。』


「そっち…!?」


彼女の狂人っぷりは前からだ。


ある時は乙骨の注射の時…


『あー、確か笑ったら痛みが薄れるとか言ってたな。

よし、笑え。』


「え、えぇ!?」


『いいから。』


「あっ…はい。あ、あははは…」


『もっと。』


「あははははっ…!!」


『よし、いいぞ。』


「あははははっ!!!」


『刺すぞー。』


「あはははっ!!」


『…笑うと刺しづらいから刺すときだけやめろ。』


「えっ」


『おら。』


「痛っ。」


なんの為に笑わせたかわからなかったり


「あのう…刀で腕を刺されたくらいじゃ麻酔ってしないもんなんですか…?」


『は?麻酔してなかったっけ。

痛いなら言えよ、馬鹿野郎。

麻酔代は抜いとくぞ。』


「えー…」


逆ギレしてみたり


『んじゃ、木の杭がどこら辺まで刺さったかわからねぇからレントゲン撮るぞ。』


「はい…」


〜撮影後〜


『結果出たわ。』


「ど、どうでした…?」


『木だから見えねぇ…。』


ガバってみたりと…


一番の被害者は乙骨だった様に思える。


「結局は完璧に治してくれっけどなぁ…性格がなぁ…」


「…しゃけ、しゃけ。」


「術式事態もすげぇケド…なぁ…。」


苦笑いを浮かべる三人組。


何度振り返っても彼女は異常なのだ。


正直、マトモな所を上げる方が難しい。


「そういや、一年共もAさんのトコ行ったのか?」


「知らねぇなぁ…伏黒は前々から行ってたけどあとの二人は怪我しても行かなそうだしな。」


「明太子。」


勝手な予想を元に会話すれば話は少し広がる。


そしてフと疑問に思った事を口にした真希。


「でも、何であの人あそこに居るんだ?」


あれくらい素晴らしい医者は探してもそうそう見つけられないだろう。


なのにAがあのオンボロ病院にて一人で働く理由がわからない。


本人は金がほしい、と言っているほどだし金に興味がないと言うわけでもないはず。


真希と棘は頭を傾げたがパンダは半分笑いながら予想を答えた。


「そりゃ、あんだけの狂人ならいくら優秀でも社会とは合わねぇんじゃない?」


「…ふっ、はは!違いないな。」


「しゃけしゃけ…。」


Aは病院にてくしゃみをした。


『あぁ?風邪か…?』

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りゅう(プロフ) - リガロさんこんばんは!こちらの小説拝見致しました!また違ったお話で読んでいて大変楽しいです!夢主もやることは凄いですが時々見せる優しが伝わります! (2021年2月20日 18時) (レス) id: 70aa81165b (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ100%(プロフ) - いいですね!!いい感じに性癖にヒットしました!お気に入り登録と評価失礼します。m(_ _)m (2021年1月6日 12時) (レス) id: 812b1ab43b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リガロ | 作成日時:2021年1月2日 0時

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