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No.9  京都 ページ18

『おーおー、ガキンチョ。何だ人の病院の前で。診察か?』


「そんなわけ無いでしょう!!貴方を__」


『殺すってか。そんなん無理だね。』


タバコを吸って一服。


複数人の見た事がねぇガキがいる。


今日は東京の高専に向かう予定だった。


理由は検死だ。


何でも一年坊の一人、虎杖が死んだんだと。


五条が言うには上の人間がやっただろうから気をつけて来いと言われた。


言うほど弱くねーっつーの。


まぁ、私はもう呪術師ではないから狙われる訳がない。


…と、思っていたのに。


『はぁー…やっぱり力は持つもんじゃねぇな。』


「何、厨二病みたいな事言ってるの?ウケる。」


「早く終わらせてしまいましょう。」


刀を持ったヤツに銃を持ったヤツ、箒まで。


一般人に手を出してはいけませんって習ったのか、コイツら。


「構築__」


「カゲ_」


『はぁ…"領域展開"。』



"生死狂乱"



…私だって領域展開は出来んだよ。


「っ!?こ、これはっ…!?」


「!!ただの弱小にわか呪術師じゃないのっ…!?」


「えっ、ヤッバ…」


『大人舐めんなよ。』


タバコを踏み潰して手を真っ直ぐに。


メスのように鋭く、薄く。


左手で拘束具の様な輪っかを作って…


「うっ…!!」


「っ!?ま、まずい…」


「何これっ…!?」


捕まえた。


手だけを拘束され、吊り下げられるクソガキども。


『いい事教えてやる。この領域では痛みは感じねぇ。だから自分の手でも食いちぎって逃げれるぞ。』


術式開示。


逃げ道を提示し、方法も。


それでも出来ないのを知っている。


怖いからだ。


人間はもとから無痛症でもない限り自身を切り刻むなど無理。


それをわかってやっているのは趣味が悪いと言われるが…


これは私の意思で人体について決められる。


『逃げねぇのかー?お前らやべぇヤツだな。』


「手を千切れって言ってる貴方の方がやばいでしょ!!」


『痛みはねぇって言ってるだろ。』


ほら。


ざしゅっ。


メスの右手で刀を持っていたガキの手を両断。


血は大量に、ソイツの目の前には切られた手という名の肉がボトリ。


顔が、絶望。


「あ、ぁ…あ"ぁああ"ああ"っ…!!?」


『ほら、痛くねぇだろ。』


何を騒いでるんだか痛くない筈なのにのたうち回っているガキ。


「っ…アンタっ…」


『ふぁあ…お前らもやってみるかー?痛くねぇぞ。』


ざしゅ、ざしゅっ。


片手ずつ二匹のガキの手を切った。

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りゅう(プロフ) - リガロさんこんばんは!こちらの小説拝見致しました!また違ったお話で読んでいて大変楽しいです!夢主もやることは凄いですが時々見せる優しが伝わります! (2021年2月20日 18時) (レス) id: 70aa81165b (このIDを非表示/違反報告)
オレンジ100%(プロフ) - いいですね!!いい感じに性癖にヒットしました!お気に入り登録と評価失礼します。m(_ _)m (2021年1月6日 12時) (レス) id: 812b1ab43b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リガロ | 作成日時:2021年1月2日 0時

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