episode.232 ページ32
◇貴方side
降谷「何の目的があるんだ」
「……」
目的？
目的なんて、1つしかない。
「ただ、私の大切な人達の為にあの組織を潰すだけ。それだけよ」
明美ちゃんに景光さん、そして……降谷零さん、貴方もだよ。
降谷「……」
「わかってもらえた？」
降谷「……ひとつ聞いていいか」
「なに」
降谷「お前の仲間に、元公安警察がいるだろ」
「いるよ」
降谷「そいつは……」
「この作戦が成功すれば分かるよ」
降谷「そうか……ｯ！？」
「……？」
いきなり手が伸びてきたかと思うと、私の顎の方からいきなり何かを引っ張られた。
「ｯ！？」
ビリッ、そんな音がして。
降谷「ｯ！？」
あ、やば。
降谷「お前ｯ！！」
バレちゃった……
赤井さん、ごめんなさい………
口を開けたまま目を見開いた彼は私から離れて懐のスマホを操作しだした。
それからすぐ、ポケットに入っていたプライベート用のスマホが鳴りだした。あ、これ詰んだ。絶対鳴らしたの貴方でしょ。
降谷「お前ｯ……」
……ん？
降谷「Aに何をしたｯ！！」
そう来たかぁぁぁぁぁぁぁぁｯ！！
え、Aさん捕獲して貴方を出し抜こう！なんて作戦したんだろ的なことを思ってるんですかｯ！？これが奥の手だとｯ！？
ごめんなさい本人です……
「……」
いきなり近づいたかと思うと、胸ぐらを掴まれた。
降谷「何か言えよｯ！！Aはどうしたｯ！！」
ごめんなさい、透。
私がそんな事はしないって、信じてるからこんなふうに言うんだよね。少し嬉しいよ。でも、
＿＿また貴方を、嘘で突き放す。
「だったら？」
降谷「返せよｯ」
「無理よ」
降谷「ｯ！！」
赤井「そこまでだ」
「「ｯ！？」」
赤井「ウチの協力者を、いじめないでくれるか」
降谷「……人質なんか取って、お前らの正義はこれかｯ！！」
「……目的のためには、時には手段を選ばない」
降谷「ｯ！！」
怒りを露わにする透のスマホが鳴り出した。
赤井「鳴ってるぞ、降谷くん」
降谷「ﾁｯ、後で覚えてろよ」
舌打ちを残し、彼は足早に部屋を出ていった。
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ゆきな☆(プロフ) - はるさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです( ´ ` *)今続編を用意してますので待っていただけると嬉しいです(*^^*) (2019年10月29日 10時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 面白すぎて一気読みしてしまいました!!主人公やキャラの性格、描写がめっちゃ好きです!! もし出来たら、その後の続編や短編見れたらなぁ〜と考えてしまいます… 長々となりましたが、これからも応援してます！！ (2019年10月29日 10時) (レス) id: 3c5aaa428f (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 猫耳は使い方によって兵器になるさん» コメントありがとうございます！嬉しいです！ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月29日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
猫耳は使い方によって兵器になる(プロフ) - 読みやすくて、とてもおもしろいです！書き方等、色々学ばせてください！ (2019年10月29日 9時) (レス) id: 92088eff8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ゆきな☆さん» わああああありがとうございます！嬉しいです！！ (2019年10月28日 19時) (レス) id: a029c04e11 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年9月23日 11時
