episode.195 ページ45
◇貴方side
気づいたら朝だった。昨日のドレスのままベッドで寝てて、隣には透。
いつもよりだいぶ早く起きちゃったな……
いつも、透に会うと目の下に隈が出来てる気がする。昨日はベルねぇがいたから組織の任務だったのかな。お疲れ様、透。
お仕事の邪魔しちゃったな……ごめんね……
……よし、切り替えよう。昨日のまんまじゃいつまで経っても気分が落ちたままになっちゃう。とりあえずシャワーだ！
そう思ってベッドから抜け出すと、着ていたドレスはしわしわ。なんだかベルねぇに申し訳なかったな。向こうに帰ったらすぐクリーニングに出そう。
◆安室side
朝、起きたら隣に居たはずのAが居なくて。向こうからシャワーの音が聞こえて安心した。
「……A？」
貴方「あ、起きました？おはようございます、透」
「……うん、おはよ」
昨日の事があって落ち込んでると思ったら、彼女はいつも通りに振舞ってた。というか、いつも通りすぎた……
貴方「透は、今日帰りですか？」
「うん、朝のうちに向こうに帰らないと。次の仕事が待ってる」
貴方「そっ……か……」
「でも、」
貴方「ｯ！？」
「Aのその張り付いた笑顔引っ剥がすくらいの時間はあるよ」
いきなり近づいて彼女の両頬を押さえ、こちらを向かせた。
貴方「えっ、な、なんのこと、ですか……？」
「僕が気づかないと思った？どれだけ君といると思ってるの？それぐらい気づくに決まってるでしょ」
昨日のことがあってたぶん彼女は生きた心地がしなかっただろうと思う。でもそんな笑顔で隠されたら怒るに決まってる。
貴方「お、怒ってます……？」
「怒ってる」
貴方「ご、ごめんなさい……」
「……はぁ、ごめん。そんな顔にさせたのは僕だよね」
昨日、もっと僕が早く彼女の元へ行けてればこんな事にはならなかった。
貴方「違いますよ、これは私が悪いんです」
彼女はたぶん自分がもっと早く逃げていれば標的にはされていなかったとか思うんだと思う。けど……
「違う」
貴方「違わないです」
「違う」
貴方「違わない」
「違う」
貴方「違わない」
「「……」」
貴方「頑固」
「Aも」
貴方「……仲直りしましょうか」
「はは、そうだね」
そう言って彼女を思いっきり抱き締めた。
・
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ゆきな☆(プロフ) - 7さん» 教えて下さりありがとうございます(><) (2019年10月22日 18時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
7 - すみません夢主が「お？これはまさか仮病か？〈ー の次の所の名前が安室さんじゃなく梓さんになってますよ！ (2019年10月22日 18時) (レス) id: e8d8d18e85 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - Jさん» こんばんはJさん！何回も読み直してくださるなんて！嬉しいです！ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月3日 19時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - こんばんは！ゆきな☆さんお久しぶりです！何回読み返しても飽きないですね！笑(≧∀≦)これからも頑張ってください！ (2019年10月3日 19時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
yukari20164(プロフ) - 読ましていただいております。安室透との絡みをもっと増やしてほしいです。 (2019年10月3日 18時) (レス) id: 14e3d93c4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2019年9月7日 16時
