episode.144 ページ44
◇貴方side
釘崎「アンタさぁ、伏黒とどう？最近」
自販機で狩ったジュースを取る手が止まった。野薔薇にジュース買いに誘われたのだ。
「…………何って？」
釘崎「何って、どこまでいったのって話よ」
え、そーゆう話？マジで？どこ、と言われてもなぁ…………なんて答えればいいのやら、とジュースの口を開ける。
釘崎「やる事やった？」
「ぶっっっ！？」
いきなり言われ飲んでいたジュースを吹き出してしまった。きったないわねぇ、と呆れ顔の彼女。いやいや、悪いのそっちでしょ。いきなりそんな事言ってきたんだから、誰だってこうなる。
釘崎「え？まだアイツ手出してないの？ムッツリの癖に？」
うわぁ、野薔薇にそう言われちゃってますよ恵君。いいんですか。
「(やる事、って言ってもなぁ…………)」
釘崎「………………………何かあんの？」
「え？」
釘崎「女の勘よ、女の勘」
女同士なんだから、何かあるんなら言いなさいよと言ってくれる。
釘崎「アンタさぁ、自分の事言わなさすぎるのよ。全部言えとは言わないけど、頼る所は頼んなさいね」
そーゆう所あいつとそっくりよ、と恵君の事を言ってきて。あぁあとアンタの片割れもね、だそうだ。
まさか、ここまで言ってくれるとは思わず驚いてしまった。
「うん、ありがと」
？「あ、見ぃつけた」
少し遠くから、聞いた事のない声が私達に向けられる。……………見たことのない人達だ。けど制服を着てて私達と同じくらいの歳の男女。
知り合い？と野薔薇に言われ、頭を横に振った。野薔薇も知らない学生、という事は京都校の生徒かな。
？「本当に碧眼に白髪だ」
？「俺まじかで見るの初めて」
姉の方だよね、と私をじろじろ見ながら話す彼ら。
釘崎「ちょっと、失礼なんじゃない？」
あぁ、失礼しました。と謝罪しているように聞こえない返事をしてきた。ムカつく、マジで。
柳「私は京都校２年の柳」
東峰「俺も京都校２年の東峰な」
２年、という事は野薔薇達と同じか。何でこんな所に……？
柳「呪術界で有名な双子姉弟を見に来たの。………………けど、なぁんかお人形さんみたいでつまんなかったわ」
東峰「そう？俺めっちゃドタイプなんだけど」
いや、知らねぇし。お前のタイプとか。
東峰「でもさぁ、婚約者いんだろ？」
………………は？
．
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ゆきな☆(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます、ひなりーズさん！一気読みしてくださってとっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年8月24日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - はい！！面白いです！ついつい一気読みしちゃいました！応援しまくってます！！！！それはもう、私の声援で世界が地響きを起こしパッカーンと地球が2つにわれちゃうくらいには (2021年8月24日 3時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年8月15日 10時
