episode.129 ページ29
□薫side
これで、全部か？大体祓った気がするけど。
壮真「たぶん、全部片づけた…………？」
うん。呪力は感じられない。
はぁ、雑魚ばっかだったけど数だけはあったからちょっと骨折れた。こんなだだっ広いビルに群がんなっつうの。
壮真「…………………………悪かったよ」
…………………は？何いきなり。そう言いだす前に刀を仕舞いながら話しだす壮真。
壮真「お前、警告してくれたろ」
お前は、こっち来ない方がいい。
こんな、どろっどろな所にわざわざ飛び込む馬鹿になんなよ。
確かに、そう言った。
壮真「でもさ、嬉しかったんだ。俺の事、心配してくれたんだよな」
「……………んな訳ねぇし」
お前なぁ、素直になれって。と呆れられる。だって、そう思っただけだっての。
壮真「でもなー、俺だってお前達の事心配なんだよ。いや、マジで」
ガチな真顔で見てくんな。
壮真「まぁ、あの肝試しん時のお前らには呆れたっつうか、巻き込まれないようにしなきゃ俺死ぬだろ、って思ったさ。でも、お前らだって完璧じゃねぇだろ。すげぇ力持ってても出来ないことだって絶対ある。
ならさ、俺も一緒にいてやんないとじゃん？」
「………………はっ、何だよそれ」
と、吹いてしまった。
命張る場所に、俺らの為だっつって入ってくるなんて馬鹿だろお前。
と思いながらも不思議と悪い気はしなかった。
さっさと帰ろーぜー、そう言いながら帰り道どっちだっけと歩き出した。
壮真「………………まぁでも、一番は………俺が一緒にいたいだけなんだけどな」
お前らいねーと静かすぎんだろー！！といつもみたいにマジで煩い。お前寂しんぼかよ、と言い返したら不機嫌顔になって。ガキかよ。そう思ってたけど、
「…………………………………俺も、そう思うよ」
と、口に出していた。
それを聞いた壮真のニヤニヤ顔にはムカついたが。
「せんせー！！座銀で回らないシースーな！！！！」
壮真「一番高いとこ！！！！」
貴方「あ！お帰り！」
五条「まっかせーなさーい！！」
これから、楽しくなりそうだ。
．
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ゆきな☆(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます、ひなりーズさん！一気読みしてくださってとっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年8月24日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - はい！！面白いです！ついつい一気読みしちゃいました！応援しまくってます！！！！それはもう、私の声援で世界が地響きを起こしパッカーンと地球が2つにわれちゃうくらいには (2021年8月24日 3時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年8月15日 10時
