episode.103 ページ3
◇貴方side
薫「ねーちゃん？」
「………………もう、大丈夫」
ほんとか？と聞かれて頭を縦に振った。うわぁ、顔ひっど。と覗いてくる薫。乙女に何て物言いだ。
さ、帰ろっか。と言っていた時、どたばたと誰かが走ってくる音がして。それはこっちに近づいてきて、思い切りここのドアが開いた。
？「いたｯｯ！！！」
……………………え？
血相を変えて、半分怒り気味の恵君だった。
薫「どした、恵」
どした、じゃねぇよｯｯｯ！！！！と怒鳴られた。ちょっと待って、状況把握できてない。
恵君によると、報告されてなかった帳が降ろされていた事に窓が気づいて高専に報告があり恵君が呼ばれたらしい。そしたら、帳に薫の呪力を感じて探し回ったんだとか。まぁ、私達生得領域にいたから見つからなかったのかな。
ん？ちょっと待って。
薫「俺ら、ちゃんと五条さんに言ったぞ？」
伏黒「……………………は？」
あっ、理解。五条さんに言った私達が馬鹿だったのか。夏油さんにすればよかった。
その事実に、あとでぶん殴ってやると怖い顔で言っている恵君はスルーする事にした。
補助監督の伊地知さんが来ているとの事で、ちょっと軽く報告してくるわと薫が。
薫「恵、よろしく」
伏黒「……………分かった」
あ、走って行っちゃった。と思ったら、今度は恵君が私の顔を覗いてくる。
伏黒「大丈夫、ってわけじゃなさそうだな」
大体見当はつく、と言われた。恵君呪術師になって長いから、どんなことがあるのかよく知っている。バレたか。
「ぶっさいく、って言いたい？」
そんなこと言わない、と頭を掴まれグルグル回してくる。それから、「おつかれ」と頭をポンポンされてしまった。ら、視界が上に上がっていて。抱っこされていた事に気が付いた。
重いでしょ、歩けるよ。と言っても降ろしてくれなくて、そのまま美術室を出た。
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ゆきな☆(プロフ) - ひなりーズさん» コメントありがとうございます、ひなりーズさん！一気読みしてくださってとっても嬉しいです！更新頑張ります！ (2021年8月24日 8時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ひなりーズ - はい！！面白いです！ついつい一気読みしちゃいました！応援しまくってます！！！！それはもう、私の声援で世界が地響きを起こしパッカーンと地球が2つにわれちゃうくらいには (2021年8月24日 3時) (レス) id: 6820255b8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年8月15日 10時
