episode.126 ページ26
◇貴方side
寝室に着いたかと思ったら、抱っこされたままベッドに倒れこんだ五条さん。そのことに驚きを隠せずにいたら、あっははと子供のように笑っている五条さんにつられて笑ってしまった。
五条「３週間ぶりのAだぁ」
すぐA不足になっちゃって大変だったんだよ？と、くんかくんか匂いを嗅いでくる。ちょ、くすぐったいからやめて下さいっ！！とお願いしてもやめてくれない五条さん。こーゆーの恥ずかしいじゃないですか！！
「あぁ、伊地知さんが今日から３日間お休み取りますって言ってました」
五条「……え、まじ？じゃあ僕呑気に寝てらんないじゃん」
「えぇぇぇ！？休んでください！！」
こんな貴重な休みを無駄にしたくない！と起きようとする五条さんの腕を捕まえ引っ張る。休みは休むためにあるんです！と訴えると渋々戻ってくれた。
折角の休み、しかも初めて会って１年記念日なのに、とぶうぶう言い出す。それは分かってますけど、五条さんの体調が一番です！
五条「ごめんね、僕のせいで」
と、しゅん……としてしまった。垂れた犬の耳としっぽが見えるけど、これは幻？
「気にしないでください、私は……五条さんと一緒に居られるだけで満足です」
私のその言葉に、「A……！！」と目をキラキラさせ思い切り抱き締めてきた。突然の事に「わっ！？」と驚きはしたが、嬉しくて彼の背に手を回す。
五条「付き合って一年記念日はちゃんとやろうね。絶対休み取ってくるから！」
体調管理気をつけるから！と張り切っている様子。そうだよね、出会ってすぐだったよね。
あの時は色々あったなぁ、と振り返ろうとしたけれど、いや、衝撃的なものばかりだな。うん。
そんな時、私の左手を取った五条さん。
五条「うん、これにして良かった」
と、いうのは……薬指に嵌めてあるこの指輪。所謂婚約指輪というものだ。
シンプルだけど大人っぽいデザイン。助けて頂いた次の日に買いに行って五条さんが選んでくださった。
ですが、実は、当然彼の六眼に似た色の……アイスブルーダイヤモンド、が付いてるんです。
いやいやいや、ダイヤモンドなんて、と言ったのですが……絶対これって折れてくれなくて……こうなりました。
絶対傷つけちゃダメだって気を遣ってます、はい。
．
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ゆな(プロフ) - しろりんさん» いつもコメントしてくださりありがとうございます、しろりんさん！どちらの実家も一筋縄ではいかなそうですからね。たぶん五条家の方は何か言われても力技で解決かな？ (2023年4月10日 20時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - このお話も修正お疲れ様です！五条先生の夢主ちゃんへの愛がスゴすぎる…。家に挨拶するって言ってたけど…ホントになにする気だろ…？(๑´^`๑) (2023年4月10日 20時) (レス) @page50 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - しろりんさん» 本当だぁ！？教えてくださってありがとうございます！！実はこっちも修正したいと思っていたんですけど余裕がなくて……余裕が出たら絶対直します！！ (2023年1月10日 18時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - よく見たら、悠仁くんの名前１〜３まで全部悠二になってますね...私はこのままでいいですけど...。 (2023年1月10日 17時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - しろりんさん» 申し訳ありません！！すぐに直します！！ご報告ありがとうございます！！ (2022年2月20日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年7月23日 18時
