イケメンさん、私から半径10m以上離れてください。

episode.7 ページ7

◇貴方side


安室「あ、Aさん今日はメガネなんですね！メガネ姿のAさんも知的でステキです！」


「はいはい」


安室「Aさん目悪かったんですね、初めて知りました！」


「…………これは伊達です」


安室「あ、ということはこの玉ねぎですか！」


………そう、今日はこの手に持った2つの買い物袋に詰め込まれた野菜”玉ねぎ”を仕込む日だ。


毎回毎回玉ねぎに号泣させられるため、1回で一気に仕留めよう←ということだ。


袋の中には普通の玉ねぎの他にも、紫のものや新玉ねぎなど色々入っている。ハンバーグ用、サラダ用などたくさん使うから、量もこんなふうに多くなる。


安室「手伝いますよ！」


「私一人でやります、手を出さないで」


安室「Aさん、包丁持って言わないでください怖いです」


そんなことを言ってる安室さんを他所に、どんどん皮をむいていく。


剥き終わり、ここからは切っていく作業、勝負だ玉ねぎ←

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


「……………ｯ………………ｯｯ……………ｯｯ…」


どんどん涙が目に溜まっていく……


視界が…………


安室「…………；」


ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ


「………………ｯ……………………ｯｯ…………」


安室「僕もやります;」


いつの間にか隣に包丁とまな板を持ってきてた安室さん


「…ｯ………いや、いいです大丈夫です」


安室「そんなに涙目で言われても説得力ないですよ、ほらティッシュで涙拭いてください。こっちはみじん切りですか？」


「は、はいｯ……ありがとうｯ……ございます……」


安室「どういたしまして、早く終わしましょ！」





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