イケメンさん、私から半径10m以上離れてください。

episode.15 ページ15

◇貴方side


次の日安室さんが迎えに来てくれて、家まで送ってくださった。


心做しか過保護感強くなった？そのあとポアロシフト入ってたから行くって言ったら休め休めって煩かったし、絶対行くって言ったらじゃあせめて送らせてくださいってきかないし。


カランカラン


「いらっしゃいませ、あらコナン君歩美ちゃんこんにちは」


コナン「Aお姉さんこんにちは！安室さんも！」


歩美「こんにちは！お姉さん昨日は大丈夫だった？」


「大丈夫だよ、もう元気だから」


歩美「これ、哀ちゃんから預かったの！お姉さんありがとうって言ってたよ！」


そう言って渡してくれた紙袋には、私が哀ちゃんに貸した上着が入ってた。


「持ってきてくれてありがとう」


安室「さ、どうぞ」


二人はカウンター席に座り、お冷を出した。二人を見たら何か言いたそうな雰囲気だ。


コナン「ほら歩美ちゃん」


歩美「う、うん…Aお姉さん！」


「ん？どうしたの？」


歩美「あのね、お願いがあるの」


「言ってごらん」


歩美「あゆみのお母さんがね、来週誕生日なの！だからお母さんにケーキをプレゼントしたくて…
お母さんここのケーキが大好きだから、誕生日ケーキ作ってもらいたくて…」


「…………いいの？そんな大切なケーキ、私なんかが作って……」


歩美「Aお姉さんだからだよ！歩美もお母さんも、Aお姉さんのケーキ大好きだもん！」


「………………………………そっか、ありがとう。じゃあ気合い入れて美味しいの作るね！」


コナン「………？」


歩美「ほんと！ありがとうAお姉さん！」


コナン「良かったね歩美ちゃん」


歩美「コナン君もありがとう」


「じゃあ、どういうのにするか詳しく……」


カランカラン


「いらっしゃいませ」


安室「Aさん、お店の方は僕一人で回せますから」


「あ、ありがとうございます……
じゃあ歩美ちゃん、お母さんの好きなケーキとか聞いていい？」


歩美「えっとね、＿＿＿＿＿＿」






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