episode.7 ページ7
◇貴方side
？「なぁ、誰だ？この人」
いきなりの男性召喚により、私達の周りは一気に氷点下となってしまった。
何故って？？それは……………………
この人…………………………私の婚約者だからです。
婚約者「A、黙ってないで言ってくれよ」
「……………」
婚約者「直ぐ答えられないって事は、そういう事か？？」
「………………は？」
婚約者「婚約者である俺がいるのに、何をしてるんだ？」
「たっただの食事じゃないっ！」
婚約者「何も言ってなかっただろ、隠してたのか？？」
「ちっ違っ……「(婚約者)何が違うんだ？？」ｯ…………」
婚約者「違くないだろ。じゃあこいつは誰なんだ？？」
「ｯ……」
婚約者「すみませんね、お兄さん。この子、俺のなんで連れてきますね」
金髪「それは困りましたね。彼女、そんな顔をさせたまま帰らせたくはないのですが」
婚約者「貴方には関係ないでしょ」
金髪「関係ありますよ。ね、Aさん」
腕を掴まれ立たされていた私の腕を優しく掴んでくれて、彼の手を離してくれた。
金髪「女性をそんな乱暴に扱っては可哀想ですよ。貴方、Aさんの婚約者でしょ。いつもこうなのでしたら、貴方にAさんを渡す訳にはいかなくなってしまいますね」
婚約者「何を言ってるんです」
金髪「貴方、よく自分がAさんの婚約者だってはっきり言えますね」
婚約者「……………は？」
金髪「戸村優さん」
婚約者「ｯ！？」
金髪「和田日芽香さん。あと、田村瑠璃さん」
婚約者「ｯｯ…………」
女性の名前に顔を歪める彼。ま、まさか………女性ってあの人だけじゃ……………
金髪「僕も吃驚しましたよ、こんな遊び人がAさんの婚約者だったなんてね」
婚約者「なｯお前ｯ！！勝手に調べてタダで済むと思うなよｯ！！」
胸ぐらを掴もうとしていた彼を、軽々と転がした金髪さん。彼は、一体何が起こったのか分からず混乱しているようだ。
つ、強い…………何かやってる人なのだろうか。
．
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年9月20日 15時
