episode.106 ページ6
■諸伏side
「見つけた」
？「！？」
「お前だったか、俺らのAに目を付けたのは」
ちょっと若い男、同じ大学生か……？？ま、これから調べればいっか。
最近Aの様子がおかしかった。
お気に入りのヒールではなくスニーカーばっか履いてるし。スカートじゃなくてパンツばっかだし。こういう事だったのか。
「ストーカーなんてして、只で済むと思ったか。それと、スマホを出せ」
？「ｯ！？」
「写真の保存アプリ、中にどんな写真があるのか……だいぶ興味があるなー」
逃げようとした奴の腕を掴み、思い切りアスファルトに叩きつけ捕らえる。
「Aに手を出したこと、後悔するんだな」
そう冷ややかな声を出すと、顔を青ざめる。ま、バーボンには敵わないがな。
なんて思いながらスマホを取り出した。
「あ、風見さん？仕事中でした？今不審者を拘束したんで、引き取りに来てくれませんか？」
全く、警察官が周りに４人もいるのに何で言わないんだよ。その為の警察官だろーが。ま、遠慮のしすぎだな。さて、どうすっかな……
◇貴方side
諸伏「おかえり、A」
「お迎え、ありがとうございます」
諸伏「いいっていいって。さ、乗って」
失礼します、と助手席に。直ぐに出発すると思ったら、中々エンジンを掛けないヒロさん。
諸伏「……さて、」
「？？」
諸伏「ちょっと話を聞かせてもらおうか、A？」
「……」
ニコニコしながらこちらを見てくるヒロさん。これは……ストーカーの件、バレてる。やってしまった。
諸伏「おっと、その様子じゃ何の話か分かってるようだな。周りに警察官４人もいてなーんで言わなかったのかな？？」
「えぇと……」
ヒ、ヒロさんが怒ってる……こんなの、初めてかも……
諸伏「はぁ、まぁ俺含め家を空けてる奴らいたから遠慮したんだろうけどさ、言ってくれって。心配するだろ」
「あ……」
諸伏「全く、Aに何かあったらどうすんだ。いいか？これからは絶対言う事、いいな？」
頭を掴まれグールグール回される。目、目が回る……
諸伏「返事は？」
「は、い」
諸伏「よし、んじゃ帰ろっか。肉買ってから」
今日の生姜焼き楽しみだな〜♪って嬉しそうだ。ごめんなさい、言わなくて。
諸伏「え？ストーカーもう捕まえたよ？」
「えっ……！？」
流石、警察官さんです。
．
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ゆな(プロフ) - ポウさん» コメントありがとうございます。本っっ当にすみません！更新できるよう頑張ります！ (10月24日 16時) (
レス) id: f43f90758b (このIDを非表示/違反報告)
ポウ(プロフ) - 読んでてとても面白いです。今は更新停止してるけど、また続きが読めることを楽しみにしてます。 (10月22日 22時) (レス) id: 4b00597d9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - シンヤさん» コメントありがとうございます。本っっっ当に申し訳ないです。そう言っていただけて嬉しいです。頑張ります。 (2023年2月28日 10時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています (2023年2月28日 3時) (レス) @page29 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - やっちさん» コメントありがとうございます。更新出来なくて本当にごめんなさい。そう言っていただけてとても嬉しいです……！早く更新できるよう頑張ります(>_<) (2022年4月17日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2021年5月5日 16時
