episode.8 ページ8
◆五条side
その名を出した直後、周りはどよめきだす。そして、声を荒げた。
上層部「特級の呪詛師ではないか!!何故お前がっ!!」
うん、まぁ当然の反応か。傑は最悪の呪詛師であり特級術師だ。上層部としては、排除したくても出来なかった存在だ。
貴方「ついさっきまで、肉体は呪霊に乗っ取られていた状態だった。だから、祓って反転術式で復元させ、今は彼自身に戻っている」
そう、あの後憂太と合流して彼女に治してもらったんだ。今は眠っている状態で、数日はこの状態だろうと彼女は言った。
なんてことを!!彼は最大の危険人物だぞ!!などと喚きだす。そして、僕にまで飛び火してきて。なぜ止めなかったんだ!!と。いやぁ、お願いしたのは僕なんだけどさ。
「今、彼に呪力はありません。恐らく呪霊も見ることは出来ないでしょう」
と、言ってはみたものの、それでも彼は危険だ!!と喚く年寄り達。うるっさいなぁ。高血圧で死んじゃうよ?まぁ僕はそれでもいいんだけどさ。
貴方「彼を、私の支配下に置く。それでいいか」
そして、彼女は懐から何かを出した。白い麻縄だ。恐らく、あれは特級呪物。
貴方「これで、彼を縛ろう。私が許す行動範囲でしか動くことは出来ない」
どうだ、と提案する彼女に焦りを隠せない爺共。
そのうちの一人が、彼女に問いただした。
上層部「何故、彼なのだ」
只の一般人となったのだろう、と。
貴方「利用価値があり都合がいいと判断した。あとは……ある意味恩人である彼への恩返しとでも言っておこうか」
ある意味恩人、ね。確かに、あの傑の皮を被っていた呪霊が僕に獄門彊を使おうとしなければ彼女はこれからもずっとこの古ぼけた箱に居続ける事になっていただろう。
貴方「この条件を飲むのなら、私はお前達に手は出さないさ」
さ、どうする?と再三聞く。
彼女を止める術はない、最強である僕だって抑えられるか分からないんだ。だから、目の届かない所で勝手なことをされるより、手の届くところに置いたほうがいいと考えるだろう。
だけど、条件の中に危険人物であった傑を置くことも入っている。
少し時間が欲しい、と僕達は退出する事になった。
はー、あそこは息が詰まるね。日が入るよう穴を開けてあげようかなって思ってしまったよ。と伸びをしながら言い出すお嬢さん。それ結構面白そう、ウケる。
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ゆな(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。実は、五条悟と夏油傑ダブルにしようと思ってるんです。申し訳ありません。 (2021年12月23日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月23日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - threelillyさん» お気になさらず!ご報告ありがとうございます! (2021年12月14日 13時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
threelilly(プロフ) - ごめんなさい!スクロール左手でしてたら低評価のところを触ってしまいました。取り消しができないのでコメににて失礼します。 (2021年12月14日 13時) (レス) @page40 id: b1e8cf5f33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒猫。さん» コメントありがとうございます。わぁ、嬉しいです!これからも可愛い夢主ちゃん書けるよう頑張りますね! (2021年11月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2021年10月31日 8時