episode.20 ページ20
■夏油side
最近、彼女のお気に入りはテレビだ。とても真剣な表情で画面に釘付け。面白いくらいにね。
朝ご飯できたよ、と声をかける前にテレビでとあるものが映っている事に気が付いた。
「飲んでみたいかい?」
貴方「え?」
テレビに映っていたのは、とある甘い飲み物。タピオカジュースだ。
いかにも女性が食いつきそうなものだった。今の時代の女性が好みそうなものだけど、江戸時代の女性も釘付けにするとはね。
?「じゃあ飲みにいこっか」
後ろから、もう一人の声が。悟だった。と言ってもこの家には私達しかいないのだけれど。
いいの?と目をキラキラさせてこちらを見てくるA。こんな顔を見せられたら、連れていく以外の選択肢がないじゃないか。
さーさーそうと決まれば準備だ準備!と彼女を部屋に連れていってしまった。
◆五条side
一応用意していた彼女の部屋に連れてきた。そういえば、出かけるの初めてだっけ。一応服は用意してある。スカートは何となく落ち着かないだろうからとズボンとか簡単に着れるやつとかを選んだ。
……ジーパン、履き方分かんないよねぇ……うん、知ってたよ。教えなきゃいけないって事は。
「はいここに足入れてー、そうそう上手上手」
貴方「………」
あらご機嫌斜め。頬膨らませちゃって可愛い事。
はい次はこれ被って、とパーカーを上から被せる。はい出来上がり。あとは靴だ、外に出た事がないから靴をまだ履いてない。足袋だったから違和感ありすぎだろうなぁ。
夏油「お団子だったけど、それでいいのかい?」
結おうか、との傑の提案に彼女はうーんと悩んでいるようで。獄門彊から出てきた時には髪が長かったから大きなお団子だった。家にいる時にはそのままだったけれど……
貴方「結ってくれるの?」
夏油「あぁ、おいで」
何か、A取られた気分。お揃いにしようか、とハーフアップお団子にしてるから余計だ。
夏油「流石に悟の髪はお揃いにはできないなぁ」
「はぁ?お願いしてねーし」
夏油「何だ、違ったのか。羨ましそうな目で見てただろう?」
いや、そんな目で見てないし。お団子なんて欲しくもないわ。食べる方ならまだしも。おい、何笑ってんだよ。
.
1627人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメントありがとうございます。実は、五条悟と夏油傑ダブルにしようと思ってるんです。申し訳ありません。 (2021年12月23日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - ゆなさん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張ってください。応援しています。 (2021年12月23日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - threelillyさん» お気になさらず!ご報告ありがとうございます! (2021年12月14日 13時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
threelilly(プロフ) - ごめんなさい!スクロール左手でしてたら低評価のところを触ってしまいました。取り消しができないのでコメににて失礼します。 (2021年12月14日 13時) (レス) @page40 id: b1e8cf5f33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - 黒猫。さん» コメントありがとうございます。わぁ、嬉しいです!これからも可愛い夢主ちゃん書けるよう頑張りますね! (2021年11月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆな | 作成日時:2021年10月31日 8時