【呪術廻戦】もう既に獄門彊に人が入ってた件。

episode.13 ページ13

◆五条side



彼女が起きたのは夕方。どんだけ気持ち良かったんだよ、僕んちの寝具。


おはよう、と言われたけれど……残念ながらおはようじゃないんだよなぁ。同じく返したけれど。


貴方「さとるー……」


そう言いながら、パジャマ姿の彼女がこちらにやってきて。早く着替えなと言ったけれど……その顔、無理って言いたいんですかちょっと。着替えを手伝えと、マジで言ってます？


「……はぁ、君は僕をとことんクズにしたいのね」


貴方「へー？ねぇはやくー、お腹空いたー……」


あーはいはい、と大きな子供を寝室に連れてった。また下着には抵抗されたけれど。




貴方「ねぇねぇこれ何！？」


今日の和食メシは、照り焼きチキン。お肉って食べた事ある？って聞いたら、殆ど食べなかったそうだから、これを選んだ。っつっても、寝起きにこれは重いかな？……と思ったけれど大丈夫だった。というより、


貴方「ん〜！」


めちゃくちゃ美味そうに食うな君。自分が作ったやつこんな顔して食べてもらった事ないよ。美味い？と聞いたら笑顔で頷いてくれた。やば、素直に嬉しいんだけど。


「君さぁ、見た事のないご飯に抵抗とかないの？」


貴方「未知のものが目の前にあれば、手を伸ばすのが当たり前でしょ」


いや、当たり前じゃないと思うなぁ。それは君の性格がそういうものだから、と言った方がいいのかな。


君は、やっぱり面白いね。


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