神様っ！！なんて所にトリップさせてるんだっ！！【Another story 赤井ver.】

episode.9 ページ9

◇貴方side



次の日の朝。


まぁーったやっちゃった。





赤井「おはよう」





無意識に、ドア閉めちゃった。どうしよう……


また開ける？？でも絶対赤面する。朝にあのイケメンは心臓に悪すぎる。





「……オハヨウ、ゴザイマス」





あれ、何も聞こえなくなっちゃった。これで満足？？


カタン、と席を立つ音がして冷汗をかいたけれど……





赤井「朝ご飯、作ったから食べてくれ」





「ア、アリガトウゴザイマス」





赤井「……行ってくる」




「イッテ、ラッシャイ……」


全部カタコトじゃないか、しっかりしろ私。


……うっそ、


「肉じゃが、だとぉ！？」


う、嬉しすぎる……！！食べていい？？いいよね！！いただきますっ！！


「うまぁ♡」


役得ってやつ？？嬉しすぎるんですけど！！


よし！！まずは仕事探しかな？？



そう、ここまでは良かった。ここまでは。




２日後。


朝、赤井さんが仕事に行ったのを確認してリビングへ。


「え、この脱ぎ捨てたシャツは……？？」


どうしたFBI、どんだけ慌ててたんだよ。


とりあえず洗って、ローテーブルに洗濯物と一緒に畳んで置いておいた。




それからまた２日後。


「次は、ボタン取れてる……」


直すか……けどこの家には針と糸はあるのだろうか。


家を捜索して、結局買う事になった。




また次の日。


「煙草の吸い殻……」


仕事前に吸ったのかな……とりあえず最初に片づけた。危ないでしょ、このままじゃ。


てか、部屋の中が煙草の匂いで凄い。後でシュッシュするやつ買ってこよう。




またまた次の日。


「待って、もう片方の靴下どこだ……」


全力で探したら、テーブルの下にあった。てか探してて見つけたこの書類、私見ていいものなの？？




またまたまた次の日。


「……今度はスーツか」


しわになっちゃいけないと思って、すぐにハンガーにかけておいた。待て、ネクタイどこだ？？




またまたまたまた次の日。


「……ねぇ、喧嘩売ってるの？？」


大量に積まれた、シャツ達。中には、怪我をしたのか切れた部分があるやつもある。


「やってやろうじゃないの、洗ってアイロン掛けまで全部終わらせてやる……！！」


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