神様っ！！なんて所にトリップさせてるんだっ！！【Another story 赤井ver.】

episode.36 ページ36

◇貴方side



あっちでイルカショーが始まるぞ、と言われてそちらに向かう事にした。


「前、絶対濡れちゃいますよね……」


赤井「ククッ、確かに椅子が濡れてるな。流石にずぶ濡れにはなりたくないが」


……ん”ん”ん”ん”ん”ん”？？


パラパラとカップルらしきペアが３組。前の方に座っていて。


え、あんな前でいいの？？？ずぶ濡れになっちゃうよ？？？


ま、まぁあんまり席空いてないってのもあるけれど……他にもあるし……


あ、でも私も一瞬思ったよ？水の滴るいい男を見たいって。秀一さん絶対色気あって鼻血もんだって思ったよ。その気持ちは分かるけれどさ、流石に自分までずぶ濡れにはなりたくない訳さ。


赤井「移動するか？」


いや、ニヤニヤしてこちらを見ないでくださいませんか？


「風邪は引きたくないです」


赤井「ククッ、ちゃんと看病してやるぞ？」


「うっ移しちゃいます！！」


赤井「Aのなら大歓迎だ」


「えぇえ！？」


な、な、な、何てこと言ってるんですか！！！









楽しい時間は進むのが早く感じる。いやぁ、楽しかったなぁ。子供に戻った気分だった。


「そろそろ帰らなきゃですね。今日、夕飯何がいいですか？流石にアジフライはナシですよね、あはは」


赤井「アジフライは明日だな。それより、夕飯はもう予約してあるんだ」


……ん？予約？？









そうして車に乗り込み連れてきてくださったのは、とても綺麗なレストランだった。


赤井「予約していた赤井だ」


案内してくださったのは、個室。変に緊張せず助かる。ありがとうございます。しかも、


「夜景、綺麗ですね……！」


赤井「そうだな。気にいってくれたようでよかった」


出てきた料理はとても美味しいものばかり。事前に言って下さったのか、私の苦手な生の玉ねぎが出てこなくて。そしてデザートには私の好きな桃が出てきた。ん〜美味♡


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