神様っ！！なんて所にトリップさせてるんだっ！！【Another story 赤井ver.】

episode.27 ページ27

◇貴方side



赤井『なら、そうだな……１５分くらいで着くだろう』


「あ、あの……」


赤井『気にするな、大丈夫だ』


「……」


赤井『いい子で待っていてくれ』


あっ……こりゃ駄目だ。


とりあえず、靴を何か持ってきてくださいませんかの旨を伝えて通話終了。こちらを見ていた新一君は、通話中の私を見て悟ったようだ。ちょっと待て、お前一人で逃げるな。


安室「どうしました？」


「あ、えぇと……迎えに来てくれるそうなので、ダイジョウブ、デス……」


安室「そうですか、それは良かった」


来るまで何か飲み物などは如何ですか？と言われたのでコーヒーを注文。どっくんどっくんしている心臓を何とか落ち着かせなければ。



カランカラン……


来店する音が聞こえて、その数秒後、ここは南極と化した。


……今、もうそろそろで夏になる時期なのに。さむっっ。


安室「いらっしゃいませ、どうぞご自由にお座りください。……お客様にご提供できるものなど一つもございませんが」


こっわ……


赤井「相変わらずだな。だが、その必要はない。俺は迎えに来ただけだ」


安室「……え？」


赤井「A」


……。


少しの沈黙。


そして、バッとこちらを向いてきた安室さん。


安室「……は？」


赤井「さ、俺の(・・)シンデレラ。ご所望の靴だ。これで良かったか？」


シンデレラやめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ！！！！！


「ｱ、ﾘｶﾞﾄｳ、ｺﾞｻﾞｲ、ﾏｽ……」


赤井「ククッ。さ、足を出してくれ」


「じっ自分で履けますっっ！！」


て、ちょっと笑わないでください！！！


絶対わざとでしょ！！！絶対面白がってるでしょっ！！！


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