episode.130 ページ30
◇貴方side
それから進んでいくと、焦ったような足音を見つけた。そして、荒げたような声が数人。
……見つけた。
この扉の先だ。
そして、その扉をばっと開ける。
全員の、驚いたような視線が集まる。が、走り出して銃を取り出そうとしている所で足を打ち抜いていく。
立ち止まったら撃たれる。だからこそ、先手必勝が重要になってくる。
床に散らばった、動けずにいる男達。リボルバーの弾を装填、銃を撃ち拳銃を全て壊した。
「……みぃつけた」
拳銃の銃口を向け合った。
？「てめぇｯ……どっから入ってきたｯｯ！！！」
荒げた声を放つ、顔に傷のある男。
「え？分からない？？？あんたが連れてきた女の子よ？？？」
？「は……？」
「……」
あらあらあら、やっぱ無理か。
？「意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇよｯｯ！！こんのアマがぁぁぁぁｯｯl！！」
ﾊﾟｧｧｧｧﾝ
ﾊﾟｧｧｧｧﾝ
二発、部屋の中に銃声が響き、開けっぱなしの扉の向こう、通路にまで音が流れていった。
？「ｸﾞｯｯｯ……」
私の方が早かったらしい。奴が撃つ前に私が、奴が手に持つ拳銃を撃ち落とし、続いて聞き手を撃ちぬいた。
「ざーんねん」
？「ｸﾞｯｯｯ…ｱｧｧｯｯ……」
今結構私、怒ってるからね。本当に。
「おい、私のスマホ出せ」
？「ｯ！？」
ﾊﾟｧﾝ
片手を打ち抜いた。
「下手な真似してみろ、次はどこ撃つかわかってるよな」
？「ｯ……」
そして、撃たれていない方の手で私のスマホを取り出し投げ捨てた。
「……」
？「……」
「……いいこと教えてあげるよ」
ゆっくり、私のスマホを拾い、奴の傍に膝をついて眉間に銃口を当てた。
「ガキだからって、油断しちゃいけないよ？」
？「ｯｯｯ！？！？」
ﾊﾟｧﾝｯｯｯ＿＿＿＿＿＿
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ゆな(プロフ) - 雨樂さん» 素敵なコメントありがとうございます。嬉しいです！ (2022年10月9日 12時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
雨樂 - 一気読みしちゃいました、面白かったです！ (2022年10月9日 11時) (レス) id: 11e737edc5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - トパーズさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！頑張ります！ (2021年5月6日 7時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
トパーズ - 物凄く面白かったです！素敵な物語でした！書いてくれてありがとうございます！これからも他の作品頑張ってください！ (2021年5月6日 4時) (レス) id: 09b28cb614 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ぷぅさん» そう言ってもらえて嬉しいです(^-^)こちらこそありがとう！ (2021年1月31日 19時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2020年11月7日 14時
