episode.9 ページ9
◇貴方side
江戸川「……あれれぇ、お姉さんってヨーロッパ系の人？」
「どうしてそう思う？」
江戸川「だって、ここに入る前にサングラスと日傘してたでしょ？それに、髪のもみあげ部分。金髪が混ざってるよ。あと、生え際も。ウィッグってつむじが不自然だったりするから帽子被っているようだけどね。それに瞳、カラコンでしょ？」
「ふぅん、なるほどね。そうだよ、正解。私は日本とロシアのハーフ」
有栖川「えぇー！凄いねコナン君！」
「君、本当に小学生？」
江戸川「僕、上の毛利探偵事務所に居候しててさ」
「なるほど、観察眼が養われているという事？」
江戸川「そう！」
「……ふぅん」
江戸川「お姉さん達って、何のお仕事してるの？」
「そうだね……なんだと思う？」
江戸川「えぇー、僕小学生だからわかんなーい」
「ははっ、今更自分が小学生だということを出してくるのね。でも、君ならわかると思うな。小さな探偵君？」
江戸川「えぇー、ヒントが少なくない？」
「観察していたじゃないか、ずっと。……まるで、白か黒か見極めるみたいに」
江戸川「ｯ！？」
「おや、焦ってるみたいだね」
江戸川「お姉さんって……」
「ん？」
江戸川「いや、何でもないよ。じゃあ凛お姉さんは？」
有栖川「私は会社員よ」
江戸川「へぇ〜。でもさ、見たところ、凛お姉さんの方が年上なのになんで花子お姉さんに対して敬語使ってるの？同じお仕事してたらそれもありえるけれど、どうして？」
「へぇ、私と有栖が違う仕事だってどうして思ったの？」
江戸川「だってお姉さん、手にペン凧あるよ？だいぶ書く仕事をしてるんだね。でも、凛お姉さんはないでしょ？」
「へぇ、」
江戸川「で、どうして？」
「そうだね、何でなんだろうね。どうして？凛お姉さん？」
有栖川「(せ、せんせぇぇぇぇ！？)え、えぇっと、」
笑顔でそう返したら、有栖の心の声が駄々洩れ。分かりやすいね、ほんと。
有栖川「そ、そう！今の仕事の前は一緒のお仕事しててね、その名残なの！この人凄いんだよ〜！」
江戸川「へぇ〜」
分かりやすい嘘だ。隣のコナン君も、嘘だと見破っている様子だね。
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ゆきな☆(プロフ) - paruさん» コメントありがとう御座います！嬉しいです！ (2021年5月22日 9時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
paru - めっちゃ好きです！凄く面白かったです！ (2021年5月21日 21時) (レス) id: 43a47d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきな☆
| 作成日時：2020年11月6日 11時
