episode.5 ページ5
◇貴方side
「……何この機械。なんで気付かないのよ」
有栖川「こんなに小さい物に気付くのは先生だからでしょ……けどありがとうございます」
機械……これは、もしかして、盗聴器か……?
「今日誰と会った?」
有栖川「今日は、出勤してあの編集長のなが〜いお喋りに付き合わされ……」
「それはいい」
有栖川「あ、このお酒達を買う時に男性イケメンに話しかけられて。いや〜だいぶ顔面偏差値高かったですよ!褐色肌に金髪で!」
「……」
有栖川「先生!次の主人公にどうでしょう!金髪褐色肌のイケメ…」
「有栖」
「……あ、」
「私、金髪は嫌いなの。知ってるわよね」
有栖川「……ごめんなさい。あ、ご飯食べました?良ければ作りましょうか」
「いい、この原稿持って帰って」
有栖川「……明日もお邪魔しますね、先生」
「……」
有栖川「……先生」
「……」
有栖川「私は、先生のその髪と、その瞳の色、好きですよ。外の光に当たって綺麗に光る先生の姿、凄く好きです」
「……」
物好きね、ほんと。
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ゆきな☆(プロフ) - paruさん» コメントありがとう御座います!嬉しいです! (2021年5月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
paru - めっちゃ好きです!凄く面白かったです! (2021年5月21日 21時) (レス) id: 43a47d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年11月6日 11時