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episode.31 ページ31

◇貴方side



「何かお詫びをしたいんですけど、何がいいでしょうか」


安室「お詫び、ですか……まだやっていますのでまた時間が合う日に行きましょう」


「それは、当たり前のことではないですか?他にです。ドタキャンしたのは私の方ですから」


本当に、やらかした。いきなり変更点が入るだなんて想定外なことが起きたから、何とか終わらせようと頑張っては見たもののギリギリ間に合わなかったのだから。


安室「そうですね……じゃあ、お願いをしてもいいですか?」


「お願い、ですか」


安室「えぇ。でもこのお願いは、断って頂いてもいいです」


断ってもいい、か。一体どんなものなんだ。


安室「それの他にも出かける約束をしたいのですが、良いでしょうか」


え、それなら断ってもいいと言わなくても……


安室「そのままのAさんで」


「……」


そのまま。とは、黒髪ウィッグとカラコン(これ)を外せという事か。


安室「僕、一度見た事がありますけど……陽に当たる髪と瞳がとっても綺麗だと思いました」


「……は?」


安室「もう一度、見せて頂けたら嬉しいです。だから、いいですか?」


「……」


シャットダウン。


「……」


再起動。


安室「……」


ウィッグとカラコンを外した、あのままの私と出かけたいと……


安室「……Aさん?」


「……出かけましょうか」


安室「!?ありがとうございます!」


それから来た、カラスミパスタとミルクコーヒーはいつもより美味しかった。









安室「(彼女は、『いいですよ』とは言わなかった。

さて、どんな姿で来てくれるのだろうか……楽しみだ)」




江戸川「(え、俺空気じゃん……居づらっ)」


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ゆきな☆(プロフ) - paruさん» コメントありがとう御座います!嬉しいです! (2021年5月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
paru - めっちゃ好きです!凄く面白かったです! (2021年5月21日 21時) (レス) id: 43a47d8e0f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年11月6日 11時

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