episode.21 ページ21
◇貴方side
今日は原稿を仕上げて早々に出かける準備をした。
行き先は、とある喫茶店。もちろんポアロではない。
?「あぁAちゃん、こっちよ」
「こんにちは、妃さん」
待っていたのは、眼鏡をした女性。彼女は、妃英理先生。弁護士である。
彼女とは、私がここ日本に来てすぐに知り合った。仕事でだ。
すぐに、ミルクティーを注文した。彼女も、まだ注文してなかったらしい、ブラックの珈琲を一緒に注文。
妃「だいぶ久しぶりね。仕事大変な時期だったかしら、隈ができてる」
「あぁ、でもこれくらい何時もですよ」
妃「貴方はまだ若いんだから、無茶しないようにね」
「はは、妃先生は相変わらずですね。分かりました」
妃「貴方に先生だなんて呼ばれるのは抵抗があるわね」
「そうですか?」
妃「そうじゃない、しかもだいぶ有名な凄腕の先生でしょ?」
「そちらだって、法曹界の女王の異名を持つ無敗記録を更新中の凄腕弁護士ではありませんか」
妃「褒めたって何も出ないわよ」
妃先生とは、日本に来て知り合ってからずっとこのように何回か誘ってくださったりと色々と気にかけてくださっている。まるで、もう一人の母親のようだ。
妃「それで、仕事の方は順調?」
「そうですね……まぁ、順調と言えば順調ですかね」
妃「じゃあ、
「……何もないですよ、安心してください」
妃「……そう、じゃあ何かあったらすぐに言ってちょうだい」
「ありがとうございます」
本当に、とっても優しい方だ。
そんな時、この喫茶店に悲鳴が響いた。
「「「キャァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」」」
「「「ッ!?」」」
そう、事件である。
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ゆきな☆(プロフ) - paruさん» コメントありがとう御座います!嬉しいです! (2021年5月22日 9時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
paru - めっちゃ好きです!凄く面白かったです! (2021年5月21日 21時) (レス) id: 43a47d8e0f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年11月6日 11時