episode.160 ページ10
◇貴方side
松田「へぇ、プロだな。いい匂いしてきた」
「いや、そんなんじゃないですって。はい、どうぞ召し上がれ」
松田「じゃあ、モンキーコーヒーだったか？頂きます」
覚悟を決めたらしい、一口飲んだ松田さん。それから吃驚顔をしていて。良かった、口に合ったようだ。
松田「へぇ、いいなこれ。糞って思えねぇんだけど」
「気に入ってくださって良かったです」
糞ってだけでだいぶ抵抗はあるけれど、結構おいしいのよね。私は結構好き。
そうして、買ってきてあったチョコレート菓子を持ってきて。美味しいコーヒーを堪能していた時、彼が話し出した。
松田「……お前さぁ、」
「はい？」
松田「あの後、何行方眩ませてんだ。焦っただろうが」
「あー、あはは」
松田「あははじゃねぇよ」
「うわっ！？」
ちょっと怒り気味の松田さんに頭をぐりぐりされて、地味に痛い。
松田「腕時計の分解、こんな事ならやらなきゃよかったかって少し後悔してたんだぞ」
「……ごめんなさい。でも、もう大丈夫ですよ。自分のやるべきこと、終わりましたから」
松田「……ふぅん」
「わっ！？」
次はわしゃわしゃ頭を思いっきり撫でてきて。ちょ、髪が大変なことになってる！？
松田「詳しい事は聞かねぇけど、危ねぇことすんじゃねぇぞ」
「あはは、はぁーい」
松田「分かってんのかほんとに」
「分かってますって、大丈夫です。
周りに、心配してくれてる人がいるって、こんなに嬉しい事なんだって分かりましたから。ありがとうございます」
松田「……お前、恐ろしいな」
「は？」
松田「何でもねぇよ、また今度コーヒー淹れてくれ」
「お安い御用です！」
おぉ、髪直してくれた。ありがとうございます。なんか、お兄ちゃんみたいだ。好き。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 699人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな(プロフ) - なおさん» ありがとうございます！ (2022年1月16日 14時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ゆなさん» いえいえ。これからも頑張ってくださいね！ (2022年1月16日 14時) (レス) id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - なおさん» 困っている様子を作ってみたのですが、分かりづらかったですよね(＞＜)すみません(T ^ T) (2022年1月16日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 文の中の;って何の意味ですか？ (2022年1月16日 13時) (レス) @page43 id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 渚さん» 本当だ！すみません教えてくださりありがとうございます！ (2021年10月31日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆな
| 作成日時：2020年8月10日 9時
