episode.153 ページ3
◇貴方side
「で、昨日の電話はどういう……」
次の日、私の住んでいるホテルの部屋に来てもらった。重要なことだと言っていたので来てもらったのだ。
松田「まぁ、簡単に言えば捜査協力だな」
「捜査、ですか」
松田「今、俺ら捜査一課はとある違法麻、薬のブローカーを追っていてな。ここののホテルにいる可能性が出てきたんだ。そしてお得意様が近々来るのも調べ済み」
「成程、だから私にということですね。こちらにはお客様のプライバシーというものがありますから、捜査でと言っても利用しているお客様の情報を公開するという訳にはいきませんから」
松田「あぁ、無理ならそれでいい。違う方法で奴を捕まえるだけだ」
「……ちょっと待っててくださいね」
そう言いながら、スマホを取り出してパパに連絡をした。
雅臣『成程、許可しよう』
「え、いいの？」
雅臣『こう言ってくるという事は、Aの信頼している刑事さん達なのだろう？』
「パパ……ありがとう」
雅臣『僕の娘の頼みだからね、だが条件がある』
「条件？」
雅臣『分かっているだろうが、他にご利用してくださっているお客様が不快になるような調査はしない事。これは厳守してくれ。あとはA、君に任せる』
「うん、パパありがとう」
雅臣『あともう一つ、危険なことはしない事。これも厳守』
「あはは、はぁーい」
雅臣『よろしい、気を付けてね』
パパの暖かい声に、すごく嬉しい気持ちになった。そして、私に任せてくれることにも。パパ、頑張るね。
「という事で、OKです」
松田「よっしゃ、協力感謝するぜ。じゃあ改めて佐藤たちも連れてここ来るから」
「あ、お得意様と犯人の名前教えてくださいますか」
松田「原口与和と、お得意の方が橋本奎吾」
「了解です、写真は？」
松田「今あるぞ」
そして、私は内線の電話機を取りフロントへかけた。
フロント『フロントでございます。Aお嬢様、いかがいたしましたでしょうか』
そのさ、お嬢様ってやめてほしい。このホテルの社長令嬢だからってのは分かるけどさ。
「総支配人の田中さんいますか？忙しくないなら繋いでほしいんですけど、」
フロント『分かりました、少々お待ちください』
松田「お前、お嬢様って呼ばれてんのか」
「しょうがないじゃないですか」
．
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ゆな(プロフ) - なおさん» ありがとうございます！ (2022年1月16日 14時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ゆなさん» いえいえ。これからも頑張ってくださいね！ (2022年1月16日 14時) (レス) id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - なおさん» 困っている様子を作ってみたのですが、分かりづらかったですよね(＞＜)すみません(T ^ T) (2022年1月16日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 文の中の;って何の意味ですか？ (2022年1月16日 13時) (レス) @page43 id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 渚さん» 本当だ！すみません教えてくださりありがとうございます！ (2021年10月31日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2020年8月10日 9時
