episode.152 ページ2
◇貴方side
「お待たせ、パパ」
父「あぁ、待ってないよ。行こうか」
ポアロに迎えに来てくれた秘書さん。そしてパパが待っているレストランに連れてきてもらったのだ。
あ、ちなみにお父さんからパパに呼び方が変わったのは本人の要望で。パパって呼ばれたかったらしい。可愛いね。
そうして席に座って、フレンチ料理を食べながら談笑をして。他愛のない話ばかりだけれど、こんな時間なんて小さい時にしかなかった。
だから、気を抜けば泣いてしまうかもそれない。いや、大げさかな。まぁそれぐらいこの時間が大切だって事だ。
父「A、実はお願いしたいことがあるんだ」
「ん？」
父「実は、だな……」
ん？何だか言いたくなさそうな顔だな。一体何なんだろ。
父「お見合いに、行ってほしいんだ……」
「……え、」
お見合い……？
オミアイ……？
ＯＭＩＡＩ……？
父「仕事で良くしてくれている会社の息子さんなんだ。だから、どうしても断れなくて、な……」
な、なるほど……さすが大企業の社長令嬢だ。こういう話もあるよね。てか、パパ大丈夫？だいぶやつれてない？
父「私は、Aには自由に恋愛をしてもらいたいと思っている。会社の為だとかは考えなくていい。だから、一回会って断ってくれていい」
「パパ……うん、分かった」
父「そうか、すまないな」
「ううん、大丈夫。さ、ご飯食べよ！」
父「あぁ、ありがとう」
こんな風に大事に想ってくれてるなんて嬉しいよ、パパ。ありがとう。
それに、どうせ推しの皆さまに勝てる顔面偏差値をお持ちの方なんているはずないんだから、直ぐ断って帰ってくればいい。なんて簡単。
それでパパの為になるならいくらでもお見合い話持ってこい。ぜーんぶ一刀両断してやるから。とりあえず鏡見てから来いやってね。
よっしゃあ、と意気込んでいた時、私のスマホが鳴った。
「あら、ちょっと出てくるねパパ」
パパ「あぁ、ゆっくりでいいよ」
「はいもしもし」
松田『よ、ひさしぶり』
「お久しぶりです」
というか、だいぶお久しぶりだな。アマレットの時に松田さんからも何回か電話が来ていたし。出てはないけれど。
松田『明日、空いてるか』
「あ、はい空いてます」
松田『なら前の貸し、清算しろ』
「……は？」
．
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ゆな(プロフ) - なおさん» ありがとうございます！ (2022年1月16日 14時) (
レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - ゆなさん» いえいえ。これからも頑張ってくださいね！ (2022年1月16日 14時) (レス) id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - なおさん» 困っている様子を作ってみたのですが、分かりづらかったですよね(＞＜)すみません(T ^ T) (2022年1月16日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 文の中の;って何の意味ですか？ (2022年1月16日 13時) (レス) @page43 id: b9f10e639b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 渚さん» 本当だ！すみません教えてくださりありがとうございます！ (2021年10月31日 14時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆな
| 作成日時：2020年8月10日 9時
