【呪術廻戦】彼女が最期に、残したもの。

episode.14 ページ14

□夏油side



中々見つからないA。


もしかして、と思い硝子の家から残穢を探したら………あった。これはよく知っている術式_____無下限呪術。


恐らく、彼女は使えたのだ。無限を。


そして、辿ってはみたけれど途中で途切れてしまっていて。たぶん、気が付かれて誘拐犯が消したんだろう。


私の使う呪霊操術で、飛ぶことの出来る呪霊を呼び出し上空へ。


この先は…………屋敷？一体誰の…………


そんな時、感じた、大量の呪力。


そして、地響き。


一体何が起こったんだ。


何かあったのだけは分かってる。


「…………………ｯ！？」


そこにあったものが、なくなっていた。


さっきまで見ていた、はずだったのに。


それが、数秒の内に跡形もなく消え去った。


残されたのは、抉られた地面と辛うじて残っている先程の屋敷のごく一部。


それから、ふと感じた。


「……来たのか」



向こう側に、白髪、碧い瞳の……私の親友が。



空中から、この現状を見ていた。



これは、お前がやったのか。



それとも________________________________


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