たとえ足が動かなくても、私は自分の宝物達を守ってみせる。

episode.9 ページ9

◇俊太side



保育園からの帰り道。


すず「ねえねえ、にいに！ポアロ！」


はる「スコーン食べたい！」


そう「お腹すいたー！」


ポアロの前を通ろうとしたら、妹達のわがままが発動した


はる「ねえにいにー！お腹すいたぁー」


すず「ねえいいでしょー！」


「家で姉さん待ってるぞ？早く帰んなくていいの？」


はる「Aねえは寝んねしてるから大丈夫！」


「夕飯の買い物も行かないといけないんだぞ」


すず「にいに行ってらっしゃーい！」


おいおいお前ら、俺にスーパー行かせてポアロでおやつかよ、兄ちゃん泣くぞ。


「お前達ここに置いてくわけいかないだろ、ほら行くぞ」


すず「いーやーだー」


梓「あれ、こんにちは」


「「「梓お姉ちゃん！」」」


俊太「こんにちは梓さん」


はる「あのねあのね、しゅんにいがいじわるなの！」


すず「ポアロでおやつって言ってもダメって！」


「こら、梓さん困らせちゃダメだろ！早く行って帰るぞ！」


そう「やだやだー」


梓「困ったわねぇ……じゃあ俊太くん買い物終わるまでここでお留守番してる？」


「え、いいんですか？」


安室「じゃあ俊太くんは僕とスーパーに行こうか」


後ろから出てきた安室さん、ちょうど買い物に行く所だったのかエプロンは外しててエコバッグを持っている。


はる「やったー！にいに行ってらっしゃい！」


「大人しくしてるんだぞ、梓さん困らせるなよ？」


「「「はーい」」」


こういう時だけ返事のいい3人。俺は安室さんの車に乗せてもらい、スーパーに向かった。





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