episode.48 ページ48
◇貴方side
「…………特殊潜入捜査を受けたのは4年前。本当は母がやるはずだったけど、お腹に爽汰がいたからいきなり私になって。正直不安でいっぱいでした。
だから組織に入って任務をこなしながら、裏社会の情報を死ぬ気でかき集めてそちらに流す。そんな仕事をずっとしてきました。
あの子達を守るのも任務に入っていて、でもずっとこんなことをしてると、あの子達を見てよけいに本当の自分が分からなくなってきて。自分の中の正義さえも分からなくなってきてました」
安室「………」
「でも………それを救ってくれたのは安室さん、貴方ですよ」
安室「僕……?」
「貴方が前に言ってくれましたよね、私が貴方にとっての太陽だって。
私も同じですよ。私にとっての太陽は貴方です」
安室「……ッ」
「いつしか……そんな貴方の隣にいたい、そう思ってしまったんですよね。でもあの時の私にはできませんでした。けどもし、まだ私のことを想ってくれてるなら…「想ってるに決まってるじゃないですかッ!!」ッ!?」
安室「ずっと待ってるって、言ったじゃないですか」
「そうでしたね、じゃあ付き合ってくださいますか?」
安室「はいっ!!」
「よろしくお願いしますね」
安室「ありがとうッ………ございますッ…………」
「え、泣くんですかッ;!?」
安室「すッすみませんッ………ッ……」
「降谷さん、もう安室さんはやめましょう?私は降谷さんが良いです」
降谷「ッ!?……ありがとうッ」
「うわっ!?」
いきなり勢いよく抱き締められて後ろに倒れてしまった。
「ふふっ、まだ泣いてるんですか?」
降谷「だって、いきなり返事が来るから………」
「ふふっ、次に会ってからって言ったじゃないですか」
降谷「そうだけど、こっちには心の準備が……」
「ふふっ、降谷さん……これからずっと、一緒にいましょうね」
降谷「なんだか、俺のセリフをことごとくAさんに持ってかれてるような気がするのは気のせいか」
「気のせいですよ」
降谷「A」
「ッ!?」
降谷「愛してる」
「なッ//////」
降谷「ははっ、顔真っ赤だ」
「不意打ち禁止です」
降谷「敬語やめたらやめる………かもしれない」
「何その“かもしれない”って」
降谷「Aの真っ赤にした顔可愛かったから」
「だッ//////だから禁止ッ/////」
降谷「無理」←
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ゆきな☆(プロフ) - Jさん» Jさんこんばんは!読んでいただいて嬉しいです!そんなに褒めていただけるなんて( ´ ` *)この後の更新も頑張ります(*`・ω・)ゞ (2019年10月5日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - ゆきな☆さん!こちら今日初めて読んだのですが!!とても面白いです!!貴方は天才ですか!?神ですか!?これからも応援します!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 桜姫さん» コメントありがとうございます( ´ ` *)更新頑張ります(*`・ω・)ゞ (2019年10月5日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!更新楽しみにしてますね!!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 5dc3c63b60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - あんかけさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月1日 19時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2019年6月14日 11時