episode.37 ページ37
◇貴方side
「今日はありがとうございました、安室さん」
安室「いえいえ、僕も楽しかったですし」
あの後、皆でポアロに行って夕ご飯を食べてから安室さんが家まで送ってくれた。
安室「三人は寝ちゃいましたね」
「いっぱい走ったりして疲れたんでしょうね」
後ろの三人は起こさずそのまま運ぶことに。
「大丈夫ですか?重くないですか;」
安室「全然大丈夫ですよ」
安室さんの両腕には鈴と春。2人とも大きくなって重いから片手で1人ずつ持ち上げるのにはだいぶ力がいるのに。ちなみに爽は私の膝でスヤスヤと夢の中だ。
「安室さんは力持ちですね、今日も足速かったですし」
安室「まぁ、男ですからね。それなりに力はありますよ」
でも園子ちゃんに見た目貧弱そうって言われてましたよね。…………とは言えない←
安室「あ、見た目が貧弱そうって思いました?」
「え、あ、いや………;」
安室「やっぱりこの性格と見た目がだめなんでしょうかね………」
「え、あ、そんなことないと思いますよ!強そうに見えますよ!」
安室「ははっ、嘘ですよ。ちょっとは気にしてますが。Aさんのあわてた顔初めて見ました」
「安室さんっ!」
そのまま話をしながら安室さんは子供達の部屋のベッドまで運んでくれた。
安室「今日は俊太くん居ないんですね」
「中間テストのあと友達の家で皆で集まってお泊まりするらしくて」
安室「楽しそうですね、みんなでお泊まり。僕は学生時代したことなかったなぁ」
「え、そうなんですか?意外です」
安室「まぁ、幼なじみと家が近かったから家に遊びに行ったことは結構あったんですけど」
そんな楽しい話をしてると時間が過ぎて行くのが早いもので。
「あ、もうこんな時間」
安室「結構暗くなっちゃいましたね」
「ごめんなさい、引き留めちゃって」
安室「いえ、大丈夫ですよ………………………」
「???」
いきなり黙り込んでしまった安室さん。
「どうしました?」
安室「ほんとはまだ言わないようにしようと思ったのですが…………」
そう言って私が座っている車椅子の前に膝を突いて此方を真っ直ぐ見た。
安室「でもAさんと今日ずっと一緒にいたら、言いたくなっちゃいました。それだけ貴方の人柄に惹かれていってるってことですよね」
「え、」
安室「今では貴方の側にずっといたいと思うようになりました。
Aさんが好きです。僕と……付き合ってください」
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ゆきな☆(プロフ) - Jさん» Jさんこんばんは!読んでいただいて嬉しいです!そんなに褒めていただけるなんて( ´ ` *)この後の更新も頑張ります(*`・ω・)ゞ (2019年10月5日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
J(プロフ) - ゆきな☆さん!こちら今日初めて読んだのですが!!とても面白いです!!貴方は天才ですか!?神ですか!?これからも応援します!! (2019年10月5日 20時) (レス) id: 9ce90acf92 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 桜姫さん» コメントありがとうございます( ´ ` *)更新頑張ります(*`・ω・)ゞ (2019年10月5日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
桜姫(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます!更新楽しみにしてますね!!! (2019年10月5日 0時) (レス) id: 5dc3c63b60 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - あんかけさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2019年10月1日 19時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2019年6月14日 11時