たとえ足が動かなくても、私は自分の宝物達を守ってみせる。

episode.17 ページ17

◇貴方side



元太「最初これ乗ろうぜ！」


はる「はるも乗る！」


蘭「はい、ここ並んでね、はぐれちゃダメよ」


そう「僕もー！」


「鈴、どうしたの？乗らないの？」


すず「…………Aねえと一緒にいる」


「いいの？鈴これ乗りたかったんじゃない？

ちゃんとここで見てるから、行ってきな？」


すず「Aねえ寂しくない？」


鈴がこんなこと言い出すのは初めて、正直びっくりした。


安室「僕が一緒にいるから大丈夫だよ、ほら小鈴ちゃんみんなが待ってるよ？」


すず「……うん！透にいちゃんAねえのことちゃんと見ててね！絶対ね！」


安室「うん！」


すぐに笑顔を見せ、みんなが並んでるところに走っていった。


「安室さんも乗ってきてもいいんですよ？」


安室「小鈴ちゃんと約束しちゃいましたから、それにAさん寂しいでしょ？」


「……………私は見てるだけで楽しめますよ」


安室「ほら、ここ車椅子でも参加出来るアトラクションらしいですよ！次はここに行きましょうか！」


「…………子供達が行きたいって言ったらですよ？」


安室「はい！」


アトラクションは鈴達の番が来たらしく、楽しそうな声が聞こえた。


あれ、そういえば毛利さんと阿笠博士はどこいったんだろう？ま、いっか。









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