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episode.34 ページ34

◇貴方side



フグ料理を堪能していた時、奴を見つけてしまった。


フグ刺しにつられて他の料理に目が行ってなかったからか、今気が付いてしまった。隣に並べれられているお皿にいる緑の野菜。奴だ。


いや、でも残す訳にはいかない。大人だろ!!これくらい食べれなくてどうする!!


震える箸でゆっくりと奴を挟む。が、口の前で止まってしまう。いや、決めた、口に放り込んで飲み込んでしまえばいい事じゃないか!!さぁ!


ごくん。


あぁ、頑張った。


うん、頑張った。


だが、


もう無理だ……燃え尽きた。


降谷「ククッ、あっははっ」


「え?」


目の前の降谷さんが爆笑してる。まさか……


降谷「心の声が駄々洩れだよ。あっははっ……面白すぎだよっ…ははっ……」


「……〜〜〜ッッ!?」


降谷「ははっ、じゃあ、俺ブロッコリー好きなんだけど、譲ってくれないか?」


「……しょうがないですね、どうぞ」


降谷「あぁ、ありがとう。ははっ」


「……いつまで笑ってるんです」


降谷「あぁ悪い悪い、あまりにも面白くて……あははっ」


「ふっ、フグって免許がないと扱えないんですよね!」


降谷「あぁ、そうだよ」


恥ずかしくなって強引に話題を変えるとのってくれた零さん。良かった。


降谷「フグの毒は猛毒だからね。正しく調理しないと食中毒になってしまうんだ。だから、免許を取得した人じゃないと扱えない」


「へぇ〜。毒、か……なんだか事件の香りが…」



「「「キャァァァァァァァァァァァァァァッ!!」」」」



降谷「……」


「……」


・・・・・。


降谷「行ってくる、君はここにいて」


「分かりました」


まさか、言った瞬間に悲鳴が聞こえるとは思いもしなかったから、沈黙が起きてしまうほどに二人して驚いてしまったよ。


まさかこんな所に警察、しかも警視正の警察さんがいるとは思わないだろうね。


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リンネ - ありがとうございます! (6月15日 23時) (レス) id: 407f239b07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - リンネさん» コメントありがとうございます。スコッチですか〜、できるか分かりませんが考えてみますね! (6月15日 21時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - バーボン、ライときたらスコッチは無理ですか?読んでみたいデス (6月15日 20時) (レス) @page31 id: 407f239b07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 浄化の矢さん» コメントありがとうございます!うーん、難しいですけど、検討してみます! (2021年5月5日 19時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
浄化の矢(プロフ) - すごく面白かったです。赤井さんバージョンも読んでみたいです…わがままですよね…ごめんなさい(ToT) (2021年5月5日 17時) (レス) id: 3362a0b5fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆな | 作成日時:2020年10月18日 15時

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