神様っ！！なんて所にトリップさせてるんだっ！！

episode.14 ページ14

◆降谷side



この人物が、俺の知っている降谷Aではないと確信して確保した。……が、


「神様の人でなしぃぃぃｯｯ……ｯｯ……馬鹿ぁｯｯ……名探偵コナンの世界にｯｯ……連れてきてくれたのにはｯ……感謝してるけどｯｯ……でもｯｯ……馬鹿ぁｯｯ……」


いきなり泣き出してしまった。なんか逆切れみたいになっているし……


嘘、ついているようには見えないんだよなぁ……


長年あの組織に潜り込んでいたからか、そのたぐいの勘は外したことがない。が、100％ではない。


小鳥遊A……戸籍がないのか……


「名探偵、コナン……？」


貴方「青山剛昌先生により生み出された国民的推理漫画ですよ！！！！」


んんん？？？


コナン君……？漫画ってどういうことだ……？


貴方「俺は高校生探偵、工藤新一。幼馴染で同級生の毛利蘭と遊園地へ遊びに行って黒ずくめの男の怪しげな取引現場を目撃した。取引を見るのに夢中になっていた俺は、背後から近づいてくるもう一人の仲間に気づかなかった。俺はその男に毒薬を飲まされ、目が覚めたら……体が縮んでしまっていた。

工藤新一が生きているとやつらにばれたらまた命を狙われ、周りの人間にも危害が及ぶ。阿笠博士の助言で正体を隠すことにした俺は、蘭に名前を聞かれて、とっさに江戸川コナンと名乗り、やつらの情報をつかむ為に、父親が探偵をやっている蘭の家に転がり込んだ。

たった一つの真実見抜く見た目は子供、頭脳は大人、その名は、名探偵コナン！！！！！

劇場版名探偵コナンの冒頭のセリフです！！！」


あ、目がマジだ。


一般人が知らないような機密情報まで知っている、という事は……いや、でも一般人にしか見えないんだよな……


「……その、100憶とは何だ？」


貴方「劇場版ゼロの執行人のキーパーソンである安室透が世界中で収興収入100憶を叩き出したんですよｯｯ！！！シリーズ最新記録ですよｯｯ！！！カッコよすぎかよぉこんちくしょうｯｯ！！！イケメンスパダリだからってｯｯ……！！！」


「……」


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