episode.13 ページ13
◇貴方side
降谷「で、目的はなんだ」
「目的、ですか……?」
目的なんてないですよ、そう正直に言ったって絶対信じないでしょうがね。分かってますよ、貴方そういう人ですよね。
どう答えようか困っていた時、スマホが鳴った。降谷さんのスマホだ。
降谷「風見か、どうだった」
風見『調べましたが、小鳥遊Aという人物は、存在しませんでした』
降谷「なに?」
風見『本当です、色々な面で探してみましたが、一切その名前の人物は出てきませんでした』
降谷「……分かった」
そうして通話が終わったと思ったら、掴まれている腕に力が入ってきて。痛い痛いよ降谷さんゴリラ並みだよやめてぇぇぇぇ!!
降谷「で、本名は?」
「いやっ、」
降谷「この状況が分からないほど馬鹿ではないだろう」
「……」
降谷「……まぁいいさ、警視庁で聞けばいい事だ」
え、うそ、警視庁ッッ!?私捕まるのッッ!?!?!?え、ただ神様にトリップされただけで!?私何も悪いことしてないのに!?!?
そうして、降谷さんが持っていた手錠が掛けられた。
うそ、でしょ……私の人生……
降谷「……何故、そんな顔をする」
「だッ……だってッ……私ッ……」
泣いたって、何の解決策にもならない。なのに、勝手に出てきて。
「だってッ……私何もしてなッ……」
降谷「……」
「勝手に神様がやった事だもんッ……いきなりこんな所連れてこられてッ……」
降谷「……神様って誰のことだ」
「知らないッッ……!!!勝手に名探偵コナンの世界にッ連れてきた人でなしよッッ!!!」
なぁにが間違っちゃったよッ!!馬鹿なのッ??アホなのッ??そんなんだったら神様やめちまえよ糞野郎ッッッ!!!!!
降谷「……?」
「楽しく仕事できてッ……楽しい人生だったのにぃッ……何壊してくれちゃってるのよッッ……!!出てこいこの馬鹿ぁッッ……!!」
降谷「……?」
「何ですかッ……100憶の男だからッてッ……冷酷すぎでしょッッ……!!!」
降谷「……は?」
「いいですよッッ……勝手に連れてけばいいじゃないですかッッ……喋ること何もないですけどッッ……!!」
降谷「……(どういう、ことだ……?)」
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リンネ - ありがとうございます! (6月15日 23時) (レス) id: 407f239b07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - リンネさん» コメントありがとうございます。スコッチですか〜、できるか分かりませんが考えてみますね! (6月15日 21時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
リンネ - バーボン、ライときたらスコッチは無理ですか?読んでみたいデス (6月15日 20時) (レス) @page31 id: 407f239b07 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - 浄化の矢さん» コメントありがとうございます!うーん、難しいですけど、検討してみます! (2021年5月5日 19時) (レス) id: ccfc63a9dd (このIDを非表示/違反報告)
浄化の矢(プロフ) - すごく面白かったです。赤井さんバージョンも読んでみたいです…わがままですよね…ごめんなさい(ToT) (2021年5月5日 17時) (レス) id: 3362a0b5fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆな | 作成日時:2020年10月18日 15時